『お金』というタイトルの我が子の日記 [K8 アキコ]
◆リード:以前のブログ記事に書いたように、我が子は、ほとんど毎日日記を書いて、実母(と妻)に見せている。先日お金というタイトルで、日記を書いていた。それは……。
2007.7.21 『お金』というタイトルの我が子の日記
以前のブログ記事に書いたように、我が子は、ほとんど毎日日記を書いている。そして、実母(と妻)に見せている。実母は、それを読むと質問したり、黙ってスタンプを押したりしている。
さて、7月18日(水)。この日、1階キッチンのテーブルを見ると、アキコの日記が広げて置いてあった。あーちゃん(実母)に見せるためである。それとなく、読んでみると(別に非公開の日記でないので)次の文面が書いてあった。
7/18(水)66回目(の日記)『お金』
おとうさんが、おかあさんに、このレシート分のお金をちょうだいと言った。
5万をすぎていた。アキコには、なにもできることは、ないのかなーとかんがえた。
それで…ケータイの上に、こっそり100円玉をおいておいた。
読んでみてびっくり! (レシートは、立て替えたデジカメの代金とガソリン代等の分である。)
私は、妻にこのことを伝えた。
妻「それで、私のケータイの上に100円あったのね。お父さんが取り忘れたのかと思っていたら……。」
私「なんか、優しい子に育ってよかったな。」
妻「この間なんか、アキコの貯金箱からお金を出して、『アキコのお金を使って』と言うんだよ。私は、『貯金箱に入れておきなさい。お祭りの時にそこから使えばいいから。』と言ったんだけど。」
我が子を「かしこく・強く・あたたかく(あたたかい心)」育てたいと思ってきた。「家族は助け合うんだよ」とも、ことあることに言ってきた。
我が子が、そのような子に育ってきているのが分かって、うれしくなった。
我が子は、偉くなんてならなくていい。学識のある評論家として時折テレビに出て、評論している姿をブラウン管を通して見る関係より、近くにいて日常のいろいろのことを語り合える関係の方がずっといい。
賢いことも大切だが、何よりあたたかい心の持ち主として、育ってくれた方がずっといい。
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◆キーワード:1 日記 2 金銭教育 3 家族の絆・家族力
◆留意点・その他:
20年以上前だったと思う。
私は、近所の喫茶店にいた。すぐそばには、高校生の男子二人が珈琲を飲みながら、会話していた。
男子A「ふん、親なんかどうでもいい。もらうものだけもらって出て行くさ。」
恐ろしいことに、その男子は平気でそう話していたのである。
既に20年前にしてこの実態である。
経済評論家の森木亮氏が、「破産国家を生き抜くカギは『家族力』にあり」と題して、次のように書いている。
……少子高齢化で労働人口が減少するなか、介護の担い手が不足し大量の「介護難民」が出現することではなかろうか。親や配偶者の介護をめぐって、高齢者虐待や心中、果ては殺人といった悲劇が頻発している背景には、深刻な経済的困窮のなか、介護者の疲労が極限に達しているという介護の厳しい現実がある。
こうした時代に賢く財産を保全して生き抜くポイントはいくつかあるが、基本は家族の絆を強化し、家族全員で支えあえる「家族力」に磨きをかけておくことである。エコノミストがこんなことを言うのは論外かもしれないが、実質破産している国家で生きる術は、このような人間として当たり前のことに求めるしかないと思えるからだ。
(月刊フナイ・メディア2007年6月号 59ページより引用)
私は、「家族は助け合うもの」という信念・価値観をもっている。そうした家族力に磨きをかけておくことこそ、平時はもちろん非常時にも一番の助けになるはずである。
自分の子供だから何かしら私の遺伝子を受け継いでくれている気がします。しかし受け継いでほしくない部分が多々あるのが痛いところです。
が、やはり子供には多くのことを望んでしまいますよね。
子供のすばらしい部分を発見した時に嬉しい反面、誰の遺伝子だ??と思ってしまうのですが、遺伝子だけでなく環境や彼女自身が感じて身につけたものもあるんだな~と実感いたします。
お嬢さんが家族や友達などから受けたたくさんの刺激をきちんと吸収しているのですね。
素敵なご家族です!
by こっちゃん (2007-07-25 22:25)
>こっちゃんへ
コメントありがとうございます。
確かに、顔かたちばかりでなく、性格的な面においても、遺伝的な要素を感じますね。
一方、性格や能力、習慣的なものは、遺伝的なこと以上に、躾というか教育によるところが大きいと感じています。
大切なことは、遺伝からの素質であれ、育てられた資質であれ、それをうまく高めていくだと、私は思っています。
by 泉河潤一 (2007-07-27 06:06)