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家族の信頼を高めるちょっとした習慣ー妻や子どもの話をしっかりと聞くー [J1 親子の会話・信頼関係]

◆リード:前回の記事で書いたように、私は、職場で「相手の話をしっかりと聞く」という習慣を大切にしている。では、家庭ではどうか!?

2007.5.20 妻や子どもの話をしっかりと聞く

ー家族の信頼を高めるちょっとした習慣ー

 前回の記事で書いたように、私は、職場で「相手の話をしっかりと聞く」という習慣を大切にしている。

 では、家庭ではどうか!?

 ここ1週間ほど、自分のことを客観的に観察してみた。
 結論は、「職場ほどできていない」である。

妻「ねえ、お父さん。これって、何のこと。」

 妻が話しているのに、キーボードを叩きながら、背を向けて妻の話を聞いているのである。
 「いけない!ちゃんと、手を休めて聞かなきゃ。」こう思い直して、手を休めて話を聞いたのが、この火曜日のこと。その翌日も、そういうことがあった。
 「う~ん、家庭では職場ほど『しっかり聞く』ということができていないな~。」そう認めざるを得ない自分がいたのだった。

 どうして職場で出来ることが家では出来ないのか!?

 要するに甘えである。そんなにきちんとしなくても、家族だから大丈夫という感覚なのである。家族ならしっぺ返しが来ることもないし、困っていれば助けてくれるものさという認識である。
 この感覚・認識はよくないと思い直した。

 しっかりと聞くこと、このことはコミュニケーションの基本であり、しっかりと聞くこと自体が「あなたを大切に思っています」といメッセージなのだから。
 逆にしっかりと聞かないことは、逆のメッセージを送ることになるのだから。

 かくて昨日は、ちょうど机に向かって仕事をしていた場面だったのだが、手を休めて妻の話を聞くことができた。体を向き直して妻の表情を見ながら……。

 
 少ししてクニコが書斎に来た。

クニコ「ねえ、お父さん見て!見て!」

 「今、お父さんは仕事中!」と言いかけて、その言葉を止め、クニコの方をまっすぐに見た。

 クニコは、新しく自分が創作したダンスを踊ってくれた。お父さんに見て欲しかったのである。

私「う~ん、かわいい。かわいいよ。」

 クニコは嬉しそうにしながら、
クニコ「お父さんも、さっきのダンスを踊って。」

 こう言うので、応援団の三三七拍子(これってダンスか?)をしてあげた。

クニコ「面白い!」

私「じゃ、クニコ、今度お父さん仕事していいかな。」
クニコ「わかった。」

 こう言って、仕事を再開した。
 かかった時間はものの2分だろう。
 
 もしはじめから、「クニコ、お父さんはお仕事中!」とやったら、クニコは「つまんない。せっかくお父さんに新しいダンスを見せてあげたかったのに……。」と思ったことだろう。そういうことが続けば、「お父さんに言ってもしょうがない。」ということになり、言うことすらだんだんなくなっていくだろう。

 僅か数十秒、数分のことだ。家族だからと甘えないで、家庭でも妻や子に対して、「しっかりと聞く」ことを貫こうと思う。

 それが対話の基本であるし、そういう一つ一つのことが家族の信頼関係を作っていくのだから。

【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」

「聞き方のマナーを躾ける!」

「相手の話を聞くー仕事に役立つ習慣ー」

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◆キーワード:1 聞く  2 親子の会話・信頼関係  3 対話に役立つ習慣

◆留意点・その他:
・もちろん、どうしても手が離せないときなど、「今はお仕事中!」といって、断るときもある。また、仕事で忙しいときは、あらかじめ「今日の午前中はお仕事をするから、邪魔しないでね。」と言っておくようにしている。
 でも、そういうことは多いようでいて、意外と少ない気がしている。

・母親が食事を作りながら、背中で子どもの話を聞くことがある。こういう場合、やむを得ないと思う。一度にいくつもの作業をこなさないとやっていけない場合も多々あるのも事実だから。でも、これって本文で書いていることと矛盾しているか!?


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ともれいっち

久しぶりです~☆
あー、なんか今回のブログは自分のこころにも
ぐさっと刺さるような内容でした・・・・。
4月から仕事はじめたら、やはり家庭をおろそかにしているかも?いっぱいいっぱいで・・・←これが甘えですよね。
今日はいっぱい話をきいてあげようと思います。
さすが、ファーザーさですね( ̄+ー ̄)キラーン
by ともれいっち (2007-05-21 12:18) 

mugi

手を止め、目を見て、話を聞く。
こうすることで、子供も、納得・安心するのでしょうね。
反省しきりの自分がいます。
by mugi (2007-05-21 19:26) 

泉河潤一

>ともれいっちさんへ
今回の記事は、自戒を込めて書いたのですが、甘えている自分に気付き、変えようと決心すれば、案外できるものだと思いました。

ともれいっちさんも、いっぱい話をきいてあげてくださいね。
by 泉河潤一 (2007-05-22 22:44) 

泉河潤一

>mugiさんへ
手を止め、目を見て、話を聞く。自分でやってみて、真剣に聞いている自分に気付き、そんな自分がステキに感じられて心地いいですね。

子どもも妻も、真剣に聞いてもらえて、心地いいようです。

家族の絆を深めるのに、とてもよい習慣だと思います。
by 泉河潤一 (2007-05-22 22:47) 

ゆみっさ

身につまされる内容で大変ためになりました。
私も娘のかまって攻撃が最近激しくて大変ですが
そうは思わないで、娘の立場になって
たまにはちゃんと向き合わないといけないですね。それが家族の信頼にもつながるんですねー。
by ゆみっさ (2007-05-26 23:23) 

泉河潤一

>ゆみっささんへ
コメントありがとうございます。また、大変ためになったそうで、何よりです。

ちゃんと向き合ってあげた方が、結果として親も子もお互いストレスも少なくなると思います。
また、おそらく「かまって攻撃」がなくなってしまう方が大変になると思います。
by 泉河潤一 (2007-05-29 16:19) 

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