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妻が働きに出た影響2ーお風呂掃除・食器洗い・布団敷きー [B4 手伝い・作業・飼育・栽培]

◆リード:妻が働き出して1ヶ月。今日は、市内小中学校の教育関係者の研修会があり、妻は参加した。その後、職場の方々との夕食会もあり、妻の帰宅は9時頃だった。当然、私とアキコとクニコは、三人だけで妻(と実母)が作った夕食を食べた。このこと自体も妻が働きに出た影響の一つである。そして……。

2007.5.2 

妻が働きに出た影響2

ーお風呂掃除・食器洗い・布団敷きー

妻「あなた、今日は帰りが遅くなるから、アキコとクニコとで夕ご飯を食べてね。」
私「確か研修会があるんだっけ。」
妻「そう。その後、職場の方たちと夕食会があるって言ったでしょう。」
私「そうだったね。」

 というわけで、今晩は親子3人で夕食である。

 このことも、妻が働きに出た影響の一つということになる。

 
 7時を少し過ぎたところで、夕食を食べ始めた。

 私とアキコが食べ終わった。クニコはまだまだである。(いつものことだ。)

私「アキコ、お風呂掃除をお願いね。風呂の水はもう抜いておいたから。」
アキコ「わかった。」

 しばらくして、アキコが風呂場から2階に戻ってきたと思ったら、

アキコは「ピッ ピッ ピ」と、タイマーを13分30秒にセットしていた。

 これはお風呂にお湯を入れ始めて丁度よい湯量になる時間である。

 お風呂はきれいに洗ってくれるとは思っていたが、「お風呂掃除をお願いね。」と言ったのに、お湯を入れて、タイマーをセットするまでやるとは思っていなかった。
 できるだけ仕事を避けようとする子ではなく、また言われたことしかしない子ではなく(言われたことをきちんとできるだけでも、本当にすばらしいと思っているのだが)、気が利く子に育っていたのである。
 内心、私はとても喜んだというより驚いた。


 ようやくクニコの食事が終わった。
 
私「アキコ、食器洗いをお願いね。」

 一瞬びっくりした表情を見せたアキコであったが、すぐに食器洗いを始めた。
 スポンジに石けんをつけ、慣れた手つきであった。

 ここでも、私はびっくり。食器を洗い、脇に重ねておくだけだと思っていたのに、洗った食器を拭き始めた。少し残った料理にはラップをかけていた。そして、

アキコ「クニコ、拭いた食器を片付けて!」

と妹のクニコに指示を出し、二人で食器を片付け始めたのである。

 お姉ちゃんのアキコが洗い、拭いた食器を気持ちよく運ぶクニコ。

 私は、協力し合う二人を見て、微笑んでいた。

 最後に、アキコも食器を運び、きちんと食器棚に戻してあるか確認しながら、食器洗いを終えていた。

私「ありがとう。お母さん、きっと喜ぶよ。」

 こんなアキコ・クニコを見て、私も布団でも敷いておくかと思い、和室に家族四人の布団を敷いた。(我が家は川の字に寝ている。)私も子供たちと同じく妻の喜ぶ姿を期待している。

 
 さて、9時少し前、妻が帰ってきた。
 
私「ボクが布団を敷いておいたよ。」
妻「あっそう。 この敷き方少し違うわね。気になる。」

こう言って、布団を少し敷き直す妻。

私(ねっ、ありがとうは、ありがとう。)と内心つぶやく私。

妻は、ふと気付いたように、「ありがとう。」と言っていた。

私「アキコとクニコが食器を洗ってくれたんだよ。驚いたことに、洗っただけじゃなくて、食器棚に片付けるまでやってくれたんだよ。すごいだろ。」

妻「そうね、気がつかなかったわ。」

私「全部片付いているから、気がつかないと思ってね。」

 久しぶりの仕事で、しかも夕食会から帰ってきたばかりで、ばたばたしている様子の妻であった。

私「タカちゃん、子供たちに『ありがとう』って。(言うの忘れているよ。)」

妻「アキコ、クニコ、ありがとう。助かったわ。」

 妻が9年ぶりに働き始めて、子供たちも私も少なからぬ影響が出ている。保育園や塾の送り迎えが実母に変わったこと。アキコのピアノ教室の転塾、アキコが児童館へ入ったこと。そして今回のようなケースである。

 アキコ、クニコそして私は、そんな状況であればこそなおさら、みんなが助け合ってあったかい家族を創っていきたいと思っている。

 現状はそのような展開になっていて嬉しい。

【関連記事】あったかい家族日記「家族の広場」

「仕事で疲れた妻を癒やす子供たち」 

「妻が働きに出た影響1-ヤマハ音楽N教室A先生との別れー 」

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◆キーワード:1 手伝い・家事   2 親子の信頼関係  3 夫婦関係

◆留意点・その他:
・お手伝いなどをしてもらった時は、「ありがとう。」と言うのが鉄則である。20年近く前、お手伝いに関して勤務校でアンケートをとったとき、「お手伝いをしてよかったと思う理由のトップが『ありがとうと言われること』」であった。「お手伝いに関しての不満のトップは、『ありがとうと言ってくれない』」であった。
 子どもの手伝い(よさ)についても、気がつかないとそもそも言えない。そして、親が気付いていても、親自身がばたばたしていると言えないこともある。状況はばたばたしていても、心は落ち着かせて、きちんと感謝の気持ちを伝えたいところである。


 


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Shun

言われたことだけでなく、関連する仕事にもちゃんと気を回してできてしまうのは nice! です。普段から親がする仕事をちゃんと見ていたのでしょうね。
久しぶりの仕事で気持ちにも体力にも余裕を失いがちで、子どもの頑張りにも気付きにくくなりがちな奥様への連絡も良いことだと思いました。お子さんも褒められたくてしているわけではないでしょうが、自分の気配りや頑張りに気付いて褒めてもらえば気分が悪いはずもなく、次へとつながっていくことでしょうから。
by Shun (2007-05-04 21:24) 

ぐっちほ

先日はniceとコメントありがとうございました。

アキコちゃん。偉いっすねぇ。
うちのはまだ3歳半ですが
5年後にそこまで出来るようになるかなぁ・・・?

ファーザーさん夫妻に負けないようにがんばりますわ!
では。
by ぐっちほ (2007-05-05 00:28) 

泉河潤一

>Shunさんへ
コメントありがとうございます。

本当に親のする仕事をよく見ていたからだと思います。「食器洗いをお願いね」という指示で、拭き片付けるというところまでやるとは思ってもみませんでした。

久しぶりに働き始めてばたばたしている妻を、我が子と一緒になってサポートしようと思います。
by 泉河潤一 (2007-05-07 19:55) 

泉河潤一

>ぐっちほさんへ
コメントありがとうございます。

年齢というよりも躾次第で、必ずできるようになると思います。

記事「弱い日本の子供を脱する!」http://blog.so-net.ne.jp/kazoku/2005-09-17に書いたとおり( 働いて疲れている母親(我が家は専業主婦だが)が食事の準備から片付けまで何でも母親がやり、その間子どもは平気でテレビを見ているという状態はよくない。しかも、それが当たり前だと思っていて、感謝しないのは確かに問題だ。
……)、親の構え次第だと思いますよ。
by 泉河潤一 (2007-05-07 20:00) 

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