クニコ流嫌いな野菜を減らす方法

◆リード：つい先ほどの夕食時のことである。次女クニコ（4歳）がニンジンを左手で取った。何とそのままそしらぬ顔をして床に落とそうとしていたのだ。たまたま妻が見ていると、それに気付いたクニコは（床に落とさずに）そのまま自分の口に運んだ。不思議に思った妻が、問うて初めてわかったことだった。

2007.4.18　

クニコ流嫌いな野菜を減らす方法

　つい先ほどの夕食時のことである。次女クニコ（4歳）が盛りつけられたニンジンを左手で取った。

　そのまま左手でニンジンを食べた。箸を使わないで、左手でニンジンを取って食べたクニコを不思議に思った妻が（クニコはサウスポーではない）

妻「クニコ、もしかして今ニンジンを床に落とそうとしていた？！」
クニコ（黙っている。）

妻「クニコ、大事なことなの。叱らないから、正直に答えて。」
クニコ（うなずく。）

妻「なんか最近、床によく野菜が落ちているかと思ったらそういうことだったのね！」

私「もしかして、嫌いな野菜を（食べないで済むように）わざと落としていたってか？！」

妻「そうみたいなのよ。　何気なくクニコを見ていたら、左手でニンジンをとって床に落とそうとしていたみたいなの。　私が見ていることに気付いたら、そのまま（捨てないで）口に入れたの。」

私・アキコ「あはははは。」

私「クニコ、おいしくない野菜こそ大事なんだよ。ニンジンや菜っ葉は、そこにある（クニコの好きな）かまぼこなんかよりずっと大切なんだよ。」

　後で床を見ると、ニンジンの他に菜っ葉が少し床に落ちていた。食べたくない野菜をこうして少しだけ床に落として減らしていたのだった。

　子供の知恵の働くこと……。

　余りにおかしかったので、アップしてみた。

　名付けて『クニコ流嫌いな野菜を減らす方法』である。

 ※　妻曰く「隠すような子には育てたくないのよ。」と、本気で心配していた。

※　翌日の夕食時、クニコはお母さんと一緒に野菜サラダを作った。クニコの好きなイカが入った野菜サラダだ。クニコは、野菜サラダをおかわりをした。

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記事１「大変なやんちゃくん」

記事２「良君の問題行動への基本方針」（すべて仮名です）

記事３「良君、入学！」

記事４「ボクはバカだから、ひまわり学級」（ひまわり学級は仮名です）

記事５「やんちゃぶりを発揮する良君」

記事６「初めてひらがなを教える」

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「野菜嫌いを直す」

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コメント 2

おとうさんと、おかあさんの気持ちの差がびみょーですね。
それに思わず笑ってしまいました。
わたしは＊後のお母さんの気持ちがわかってしまうなあ。
一度いいと思うとどんどんやりますからね。

好きではないけどたべられるクニコさんですから、大丈夫かな。
by (2007-04-22 13:44) 

＞ちばおハムさんへ
コメントありがとうございます。

その後のクニコは、そんなことはありません。

ふと、小学校3年生時、算数で余りにひどい点数をとって、家の人に見せないで、ゴミ箱に捨ててしまった私の過去を思い出しました。

よくないと分かっていても、やってしまう。そんな弱さを人はもっているのだと思います。

私は、厳しくしたつもりはありませんが、野菜に限らず、親の方で余りに厳しくすると、クニコのような形で自己防衛することになるのだと思います。
気をつけたいところです。
by 泉河潤一 (2007-04-26 20:04)