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9年ぶりに専業主婦から仕事人へーその3.「面接試験」ー [L 仕事]

◆リード:3月4日の家族会議の結果、専業主婦であった妻は、市の臨時職員募集(特別支援教育の介助員)に応募することにした。履歴書を提出した妻は、面接試験に臨んだ。

2007.4.7 

9年ぶりに専業主婦から仕事人へーその3.「面接試験」ー

 3月4日の家族会議の結果、専業主婦であった妻は、市の臨時職員募集(特別支援教育の介助員)に応募することにした。
 前回のブログ記事に書いたように、妻は、さっそく履歴書を書き、市役所へ提出した。

 次なる最初にして最後の試験は、面接試験である。

 先に提出した履歴書と面接試験によって、応募した6名中、4名が落とされるわけである。

妻「何を聞かれるかしらね。」
私「どうしてこの職に応募したか。つまり、応募の動機は聞かれるだろうね。」

妻「それは、『夫が特別支援学級の担任で、興味を持ったから』って(履歴書に)書いたけど。」

私「もう少しつっこんで聞かれるかもね。あと、『我慢強い性格』って履歴書に書いたけど、それもつっこんできかれるかもしれない。」

妻「う~ん、さらにつっこまれてもね~。」

 私としては、リハーサルっぽくしたかったのだが、本番でなくリハーサルでは身が入らないのか、なかなか想定の質問には答えられない妻であった。

 そうこうしているうちに、すぐに前日となった。

 明日の面接試験に着ていく服をチェック。

妻「これでいいかしら。」

私(上下とも黒。基本的にはシックな服装だが、黒のズボンの刺繍が少し派手か!?)
「ちょっと、黒のズボンの刺繍が派手な気がするけれど……。どちらかと言うと、もう一つの茶系のズボンの方がいいような気がする。 でも、服装のことはよくわからないから、あーちゃん(実母)に聞いてみたら。」

 結局、あーちゃんに聞いたところ、黒の方がよいとのこと。少し刺繍があった方が、若い感じがしていいそうだ。

 かくて本番。

 予想していた、応募の動機や我慢強い性格についての質問はなかったそうだ。

 

教育長「特別支援学級の子供は、落ち着かずちょろちょろすることが多くて大変なんだが、大丈夫ですか。」

「我が子も落ち着かずちょろちょろしているので、慣れています。」

 

 このやり取りは、6名ほどいた試験官には大受けだったとのことだった。

 最後に、妻は履歴書に「できれば小学校の方がよい」と書いていたのだが、教育長から「中学校になっても大丈夫ですか。」と聞かれたそうだ。
 妻は、「大丈夫です。」と答え、面接試験が終わった。

 学歴が効いたのか、面接試験の受け答えがよかったのか、妻の人柄がよかったのかはわからないが、あきらめかけた3月27日に連絡があり、中学校の特別支援教育の介助員への採用が決まった。

 その日、我が家はみんなで祝杯をあげた。

 

【関連記事】あったかい家族日記「5/30主婦としての負い目を感じることなく、子供との時間を心ゆくまで楽しんでほしい 」

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コメント 8

Shun

奥様の採用決定、おめでとうございます。お母様やファーザーさんの後押し・支援も nice! です。
お子さんにとってはこれまでの恵まれた環境から、少しは不自由を我慢することになるのでしょうね。でも、ある程度大きくなってからは、働くなり何かやりがいのあることをしている母親の姿を見せることは、子どもにとっても有意義なのではないかと思いました。短期的にみれば不自由でも、長期的にみれば成長の糧になるのではないかと思いました。
by Shun (2007-04-09 23:31) 

hakatanoshio

採用決定おめでとうございます。
ちょうど私も自分の記事で「履歴書」のことを書いていたわけですが、前回の「履歴書」についての文章を読んで、恥ずかしくなってしまいました。
奥様のご検討をお祈りしています。
by hakatanoshio (2007-04-10 10:08) 

Apple-smile

採用決定おめでとうございます。
私が小学校に上がってから母が働き始めましたが、
忙しい母をみて、自分も何かしたい一心で、洗濯や掃除や食器洗いをしていました。
娘さん達にも奥様が仕事を再開する影響はでると思いますが、
いい方面への成長のきっかけになると思います。
by Apple-smile (2007-04-10 13:21) 

採用おめでとうございます。
よかったですね。シリーズ楽しく読ませていただきました。
4月から学校が始まって、早速忙しくなっているのでしょうね。
また、ご家庭での協力されている様子を教えてください。

お子さんたちも無事慣れるといいですね。
by (2007-04-11 14:33) 

泉河潤一

> Shunさんへ
コメント&nice!ありがとうございます。

「短期的にみれば不自由でも、長期的にみれば成長の糧になるのではないか」という指摘は、おそらく当たるのではないかと思います。

母親の手が離れる分、ある程度自分でやらなくてならなくなりでしょうし、お手伝いの機会も増えるでしょう。

何よりも、親が働くことで社会の役に立っていることを身をもって示すことは、それ自体とても価値あることだと思っています。
by 泉河潤一 (2007-04-13 05:10) 

泉河潤一

> hakatanoshioさんへ
コメント&nice!ありがとうございます。

妻は9年間のブランクにもめげず、がんばっているようです。

小学校と中学校の別はあるものの、職場は同じ学校教育界であり、仕事上の話題が共通の関心のある話題として成立し、夫婦の会話が増えました。(しかも、妻の勤務している中学校は、何と私の母校です。)

妻が働くことは、夫婦がお互いの仕事に関心・共感をもって会話する上で、とてもよい影響をもたらしています。
by 泉河潤一 (2007-04-13 05:17) 

泉河潤一

>Apple-smileさんへ
元気の出るコメントありがとうございます。

「忙しい母をみて、自分も何かしたい一心で、洗濯や掃除や食器洗いをしていました」とは、Apple-smileさんは、とても心の優しい娘さんだったのですね。

アキコもそのような方向に進んでいけるように、リードしていくつもりです。
by 泉河潤一 (2007-04-13 05:22) 

泉河潤一

>ちばおハムさんへ
コメント&nice!ありがとうございます。

「シリーズ楽しく読ま」れたようで、よかったです。

既に現実はさらに進んでいるのですが、いずれ続編を書きたいと思います。
by 泉河潤一 (2007-04-13 05:26) 

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