普段の躾がそのまま出る

◆リード：ずっと20年来（20代から）、サークル（自主的な勉強会）を作り、月1回ペースで学び合ってきた同職仲間4名。近年は勤務地が離れすぎてしまい、サークルを開催できないでいた。数年ぶりでサークルを開催した。第一部持ち寄ったレポート検討後、第二部はお酒を飲みながらの夕食会である。アキコ、クニコは夕食というか酒の肴を運んできた。

2007.3.4　　検索ＨＰ『家族の広場』へ

普段の躾がそのまま出る

　ずっと20年来（20代から）、同職仲間4名でサークル（自主的な勉強会）を作り、月1回ペースで学び合ってきた。
　近年は勤務地が離れすぎてしまい（片道3時間以上）、サークルを開催できないでいた。　今回、A氏は昨年算数教育についての本を出版（既に重版）し、B氏はNHK「わくわく授業」に出演、C氏は文科省優秀教員として東京で表彰というわけで、そのお祝いも兼ねて、久しぶりにサークルを開催した。
　2月24日（土）のことである。
　会場は、サークルの代表である私の自宅である。

　第一部持ち寄ったレポート検討（午後１時から6時過ぎ）後、第二部はお酒を飲みながらの夕食会である。じっくり語り合いたかったので、我が家での夕食会である。

　第二部の開始に先立ち、妻やアキコ、クニコは夕食というか酒の肴を運んできた。

　刺身、天ぷら、サラダ、肉と野菜の炒め物……。

　アキコ、クニコは、両手に料理が載ったお皿を持ち、黙って次から次へとテーブルに運んできた。
　そんなアキコ、クニコの姿を見て、正直嬉しかった。
　なぜか？　普段の躾がそのまま出ていたからである。

　毎日の食事の準備や片付けなど、自分のものは自分で準備や片付けをするという躾をしてきた。これは、小学校では1年生からやらせていることで、別段難しいことではない。

　以前のブログにも書いたが、、母親が作った料理を運んだり片付けたりするぐらいは、自分たちでさせるようにしてきた。（時折料理を作る手伝いもしているようだ。）

　夕食時に子供たちがテレビを見ている一方で、母親は作った料理を一生懸命食卓に並べているという状況は作りたくなかったからである。（そんな子に育てれば、この場合はおそらくお客様の食事の準備を手伝うどころか、「ねえ、私たちのご飯はまだ～！」と不平を言っていただろう。）

　あったかい家族は、助け合うという家族でもある。少なくとも夕食は、みんなでできた料理を運び、みんなで片付けるのだ。

　朝は、出がけの忙しいときでもあり、アキコは箸を並べることはするが、食事を並べることは、専業主婦の妻だけがすることが多い。でも、食器を片付けることは、みんながやっている。

　普段がこんなわけだから、アキコもクニコも、当たり前のようにお客様(友人）の食事を運んでくることができたのだと思っている。慣れた手つきで……。

　アキコ、クニコは、途中で友人のリクエストにも応えて、歌も披露していた。

　躾けられた、我が子のかわいい姿を見ることができ、かつ友人に見せることができて、嬉しかった。（こんなのは当たり前の躾と言われそうではあるが……。）

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◆キーワード：１　食事の準備の手伝い　　２　しつけ　　３　助け合い