父の権威! ーじゃんけん拒否から話し合いへー [B1 しつけ:あいさつ・感謝他]
◆リード:土曜日のお昼、妻が「今日のお昼は、食パンと焼きそばのどっちがいい。」と聞いてきた。クニコは、「食パンがいい。」と言う。私は、「焼きそばがいい。」と言う。さあ、どうする!?
2007.2.20 検索HP『家族の広場』へ
2月17日(土)のお昼近くのことである。書斎でブログを書いていると、クニコが入ってきた。
クニコ「お父さん、お母さんがお昼ご飯、食パンと焼きそばのどっちがいいかって。」
私「焼きそばがいい。お母さんの焼きそばおいしいから。」
クニコ「やだ~、クニコ食パンがいい~。」
少しして、クニコがまた書斎に入ってくる。
クニコ「お母さんが、お父さんとジャンケンしなさいだって。」
私「ジャンケン!?(じゃんけんなんか絶対しないぞ! 働くかどうかもじゃんけんで決めてみろ!) お父さん、じゃんけんなんかしないよ。 お母さんにじゃんけんで決めるようなら、最初から(どっちが食べたいなんて)聞くなって。」
クニコ「どうしてもパンがいい。……」
キッチンで何か子供ともめている様子(?)が伝わってきたので、様子を見に行った。
私「どうかしたの?」
妻「もう何が食べたいなんて、みんなに聞かない!(聞かないで)お母さんが一人で決めるわ。 お父さんも、お父さんが決めたのが絶対と言うなら、何も聞けないよ! みんなの希望で決めたいの!」
(しばらく間。 う~ん、確かに妻の言うことも一理あるな。というか妻は正しいことを言っているようだな。どうやらボクが間違っていたようだ。 だが、じゃんけんは絶対嫌だな!)
私「何だ。クニコもアキコもパンがいいのか。(間)そんなにパンが食べたいなら、お父さん譲るよ。」
こう言って書斎へ戻った。
キッチンから
クニコ「クニコやっぱり、お父さんの言った焼きそばにする。」
こんな声が聞こえてきた。
というわけで、お昼ご飯は焼きそばとなった。
おいしい焼きそばを食べながら、
私「この焼きそばおいしいな。 実は、お父さん昨日の夕方、もらったパンケーキを食べたんだよ。今日のおやつも、パンケーキになるだろ。だから、食パンは嫌だったんだよ。」
妻・アキコ・クニコ(そうだったのか~という顔)
私「今度からは、(何にするかなど)相談して決めような。」
家族の日で「どこに行くか」など、みんなの希望を聞きながら決めてきた私だったが、こと食べ物となると、我を通していた私であった。
以前のブログ「自分が先、自分が一番!という子に育てない」でも書いたように、子供とジャンケンして残ったお菓子を分けるなど絶対に嫌だった。今でも嫌だし、ジャンケンをするくらいなら譲るつもりだ。
しかし、今後、昼食を何にするかなどは、相談しながら決めよう。
なぜなら、その中にこそ、思いやり(譲り合い)の心や、お互いを尊重するという構え、話し合うという文化が育っていきそうだから。
たかが、昼食を何にするかであるが、お互いの気持ちを聞き合って、自分は絶対Aがいいのか、どちらかと言えばAがいいのか、どちらでもいいと思っているのか。逆に、相手は、絶対Bがいいのか、どちらかと言えばBがいいのか、どちらでもいいと思っているのか。そうした気持ちを分かり合い、自分がどちらかと言えばAぐらいで、相手は絶対Bと思っているなら、相手に譲ればいいのである。
ただし、いつも子供に譲るのは、いつも父親が優先する以上に問題があると、私は思う。
たかが、昼食を何にするかであるが、この中にも大事な躾(教育)の要素がありそうである。
さて、昨日(2/19)の夕方、シュークリームをいただいた。
夕食後、みんなで食べる場面となった。
どれも同じシュークリームなのに、さっと一番大きそうなシュークリームをとったクニコ。
アキコ「クニコ、だめだよ。お父さんからだよ。」
お姉ちゃんにそう言われて、さっと元に戻すクニコ。
私「う~ん、これだな。」(一番大きそうなものを取る。)
クニコ「あ~ん、ねらってたのに。」
次にアキコが取ろうとしていたので、
私「次はお母さんだよね。」
アキコ「そうだった。お母さんの番だよ。」
妻「お母さん、最後でいいわ。」
アキコ「じゃ、アキコの番だ。」(次に大きそうなものを取るアキコ)
そして、クニコが取り、妻が取った。
クニコがあまりに残念そうにしているので、
私「ふくらんでいるところは、空気が入っているだけなんだよ。中のクリームの量は、同じなんだよ。」
と言った。
そして、みんなで「おいしい。おいしい。」と言いながらシュークリームを食べた。
我が家の躾というかルールは、切り分けたお菓子やデザートなど、基本的に私が最初に選ぶことになっている。どの道ほとんど変わらない量なのだが……。
二番目は妻なのだが、妻は大抵「最後でいいわ。」と言って、譲っている。
子供たちは、率直にそんなお母さんを尊敬というか、「ありがたい」と思っているようだ。「子供たちの気持ちを優先する」という形で母の愛情を示し、母の権威を創り出しているのかもしれない。ふとこう思った。
が、このことも、父親である私が一番ということが、幸いしている。両親とも「子供が先」とやれば、「親とは子供の次なのだ。」と、こう思い込むかもしれないが、私が頑として「父親が先」とやっているので、その心配もない。
たかがお菓子の分配だが、この中にも大事な躾(教育)の要素がありそうである。
【関連記事】あったかい家族日記「自分が先、自分が一番!という子に育てない」
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