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母親でなく父親が参観でふくれていた子! [A4 幼稚園]

◆リード:今日は、クニコ(年少4歳)の学習参観日であった。ウイークデーなので、当然私は仕事で行けない。妻にビデオカメラで撮影を頼んでいたので、夕食後さっそく見てみた。すると……。


2007.1.17     検索HP『家族の広場』へ

母親でなく父親が参観でふくれていた子!

 1月17日(水)は、クニコの学習参観日であった。

 出勤間際にごそごそとビデオカメラを取り出し、

私「じゃ~、クニコの様子、ビデオカメラを頼んだね。」
妻「えっ、また撮るん?」
私「そうだよ、そうじゃないとボク見れないもん!」

 
 夕食後、グッド&ニューが終わり、さっそくクニコの保育園の様子を撮したビデオを見た。

 フープなどを使った運動の様子が映っていたのだが、クニコはきびきびと動いていた。そんなクニコを見て、うれしい気分に浸っていたのだが、画面にA子ちゃんの父親が映っていたのを見つけた。

私「A子ちゃんのお父さんじゃないか。へえ~、A子ちゃんところはお父さんが来ていたのか!?」
妻「そうなんだよ。それが……、A子ちゃんはお母さんが来なくて不満で、ずっとタコのようにほっぺたをふくらませたままだったんだよ。」
私「そりゃ~かわいそうに!」(A子ちゃんのお父さんが)

妻「お昼を食べるときまでずっとあの顔で、保育園の先生に『どうしたの?』と言われていたんだよ。」
私「せっかく仕事を休んで行ったのに、A子ちゃんのお父さんはたまらなかっただろうな。」
妻「お父さんもお母さんも行けない親もいるのにね。」

私「おい、クニコ。お父さんが参観に行ったらそんな顔するか?!」
クニコ(首を振る。)
私「もしA子ちゃんみたいにタコになったら、近くに保育園の先生がいようが、お友達がいようが『わ~ん!』って、お父さんは大泣きするからな!」(これって脅しているか!?)


 ほんの15分くらいのビデオだったので、すぐに終わって、アキコが私の膝の上に乗ってきた。私は、思わず抱きしめた。
 
クニコ「あーお姉ちゃん、抱かれていいな~。」

 アキコも私も笑って聞いていた。


 さて、A子ちゃんのお父さんは、さぞ悲しかったのではなかろうか。

 実は、それほど前でないのではっきり覚えているが、クニコも似たようなことがあった。

 アキコ、クニコ、妻との4人で入浴していると、クニコが腿の上に乗ってきたので、そのまま抱き留めたことがあった。
 クニコは「いやだ!」と言って暴れ、私は依怙地になって「絶対離さない!」となってしまったのであった。
 妻は、「クニコ、お父さんでしょ!(何でそんなに嫌がるの?!)」と言ってたしなめたものの、そのままクニコは泣いたのであった。
 私は「もう怒った。なんでそんなに嫌がるんだ!」(いつも自分から膝に乗ったり、肩車したりするくせに……)となったのであった。

 入浴後、妻はクニコにじっくりお説教をしていた。ほどなくして、クニコが書斎に現れ、
クニコ「お父さん、ごめんなさい。」
と謝った。そして、

クニコ「明日、お父さんと二人で一緒にお風呂に入る。」

と言ったのだった。

 この時の妻の対応には、感謝している。

 幼い子は、母親が受け入れる人やものを受け入れ、母親が拒否する人やものを拒否する傾向がとても強い。私は、妻である母親のおかげでクニコとすんなり仲直りできたのである。

 世の中に、娘に嫌われる父親は多いらしい。家族のために働き、それが故になかなか娘と関われないでいる父親にとっては、とても悲しいことである。

 ここは日々しっかりと娘と関わっている母親に、うまくつながりを補強してもらえると、世の父親は、とても助かるような気がしてならない。

【関連記事】あったかい家族日記「母親がしてはいけない7つの行動」

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◆キーワード:1 母親の役割   2 親子の信頼関係  3 娘と父親

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コメント 4

Apple-smile

私は中学生の頃、父親の後のお風呂に入るのがイヤだったり、洗濯も別に分けて洗って欲しいぐらい、バイキン扱いしていた時期があります。思春期の時期的なものなのでしょうが、中には、全く父親を拒否しない友達もいました。そのときに友達と「なんでだろう?」「何が違うんだろう?」と話して、小さい時のスキンシップが大きな影響を与えていると思いました。私は父とお風呂に一緒に入った記憶がありませんが、拒否しない友達は小学生までお風呂に一緒に入っていました。
あと、わずかなお風呂タイム、十分に楽しんで下さい。
by Apple-smile (2007-01-18 12:00) 

ゆうこりん

子どもが父親をどう思うか、というところは母親と父親の夫婦関係が密に影響するようですね。
Apple-smileさんが仰るように、スキンシップは分りやすい愛情表現だと思います。言葉を越えて、肌で分るものですもの。
私は父にものすごく愛してもらったと今でも思います。
小さな時からスキンシップはもちろん、言葉でも。
それの積み重ねがあったからこそ、思春期に少しの距離を置くことはあっても、拒絶するまでにはなりませんでした。
父と母がお互いを思い合っている、と子どもにも分ることも大きかったと思います。
親が愛し合っていること、そして子どもにそれが伝わっていること、子どもにも分りやすい愛情表現を小さな時から続けること。
家族の基本はここにあると私は考えています。
by ゆうこりん (2007-01-18 16:30) 

泉河潤一

> Apple-smileさんへ
「小さい時のスキンシップ」の影響は、とても大きいと思います。

本当に「あとわずかなお風呂タイム」なんです。初潮までか、遅くとも小学校まででしょうね。大切に楽しみたいと思います。
by 泉河潤一 (2007-01-20 09:26) 

泉河潤一

>ゆうこりんさんへ
「私は父にものすごく愛してもらったと今でも思います」とは、すばらしいですね。
父親に対してそのように感じることのできる女性は、ステキなパートナーと出会い幸せな結婚をするとある本に書いてあったことを思い出しました。

私も、アキコそしてクニコがそう思ってくれたら……と思っています。

夫婦間の関係がよいこと、それは子育てにも最良の環境だと思います。家庭に笑顔が多くなり、それが子供の心を安心・安定させることになるからです。

私も、家族の基本は「夫婦が仲良く助け合っていること」にあると思います。
by 泉河潤一 (2007-01-20 09:36) 

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