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★嫁と姑の問題!ーその2ー [K4 嫁と姑]

◆リード:嫁と姑の問題。これは、多くの同居の家族にとって大きな問題であろう。我が家でもそうである。どのようにクリアーしていくか……。

2007.1.6   検索HP『家族の広場』へ

   嫁と姑の問題!ーその2ー

 前記事の続きである。

 大晦日あーちゃん(実母)が妻に対して切れた翌日、元日のことである。

 家族5人で遅い朝食を食べた。そして、私と妻と子供たちは、本家に挨拶に出かけ、その後、近くの神社に初詣に行った。
 
 初詣から帰ってきて、ようやく落ち着いた午後3時頃。妻と二人っきりでじっくりと話した。

 

私「昨日、あーちゃんが切れたけど、どう思っている。」

(だいぶ間があって)

妻「あーちゃんも、あなたも、みんな変わらなきゃダメよ!」

 こういった後、妻はこれまで溜めていた不満を話し出した。

(間)

妻「あーちゃんに(子供やボクの)道具が多いとよく責められたんだよ。」

私「そういえば、そういうことがあったね。」(ずいぶん前の話だと思うけど)

妻「子供が二人いるんだから多くなるのは当然でしょう。遊びに来る他の母親たちは、むしろ少ない方だと言っているわ。」

私「そうだね。」

妻「朝、『子供たちがうるさくてねむれない。』と言われたことがあったの。また子供たちがうるさくしないかと、それが気になってしょうがないのよ。」

私「そんなことがあって、朝見送るときに、子供たちに『静かに!』って言ってるんだよね。」

妻「結婚して子供が生まれれば、道具が増えるし、やかましくなるし、それがいやなら結婚なんかしなければよかったのよ。」

私(これくらいでここまで言うのかと一瞬思ったが、そうとう不満が溜まっていると思い直した。)「いろいろ細かいことを言われて、とってもいやだったんだね。」

(ずいぶん間をおいてから)

私「ボクも職場の上司のことを時折こぼすだろ。勤めていると似たことはよくあるよ。 (間)タカちゃんも勤めていると、『これぐらい……』となるかもしれない。」(妻は結婚前は中小企業に勤めていたが、妊娠・出産と同時に退職している。もう退職して8年以上である。)

妻「(昨日、あーちゃんが)Tさんの家は、嫁と姑が仲良く話していたと言っていたけど、暮れにちょっと帰ってきた時ぐらい仲良く話すのは当たり前じゃない。私は毎日顔を合わせているのよ。」

私「そりゃそうだ。盆正月にちょっと顔を合わせるのと、同居して生活するのは全然違う。」

妻「私がずっと家に居るのが悪いのかと思って、いっそ勤めたらいいのかとも思ったのだけれど、そうしたら子供をあーちゃんに預けなきゃならないし、(子供を預かるのは)それは嫌だと言うと思うし……。」

私「それは聞いてみないとわからないね。」

(ずいぶん間をおいてから)

私「本音を言えば、ボクの給料はそう多くはないが、ボクはタカちゃんが勤めなくていいと思っているよ。それよりも、あーちゃんと一緒に家族みんなが和気あいあいとしてくれれば、それでいい思っているよ。」

(ずいぶんの間)

妻「(実母が実母の友達から)プレゼントをもらった時、『こんなの要らない。』と、よくいうけれど、贈った人の気持ちを考えると、あれがとってもいや。私も陰でそんなふうに言われているのかと思ったりして……。」

私「あー確かにそうだね。実母をプレゼントで満足させるのは、本当に難しい。(間)でも、贈った相手に直接言うわけじゃないだろ。」(ボクには直接言われるのだが……)

妻「直接言ったら大変じゃない! 閉める音がしないように戸に折角付けたもの(市販のクッションのようなもの)を『こんなの見かけが悪いから取りなさい』って言うし……あの言い方はとてもいやだったし、気に入らないなら付けるときにすぐに言えばいいじゃない。」

私「あれはあーちゃんも言おうか言うまいか迷っていたんだよ。それですぐに言えなかったんだよ。 それでも、あーちゃんは配慮しながら言っているんだけどな~。
(間)欠点は誰しもあるんだよ。」


妻「エアコンにしても、2階ではがまんしているのに、10万円以上もするあんなに高いエアコンを買うし……。」

私「あーちゃんは『安いのでいい』と言ったんだよ。ボクが高いのを勧めたんだよ。 でも、高かったかもね。」

妻「あと、あなたもそうだけど、あーちゃんはお金をよく使うし、一人だから自由にあちこち行っているし……。」

(間)

私「あーちゃんは、ずっと働いてきたんだよ。ボクが小学生の時は、編み物の先生をしていたり、ニット会社に勤めたりして遅くまで働いていたよ。ボクの父は銀行に勤めていたけど、偉くなかったから父の収入だけでは大学にはとても行けなかったよ。あーちゃんが夜遅くまで洋裁で服を作って、それを売ったりして父と同じくらい稼いでくれたおかげで大学に行けたんだよ。」(あーちゃんにすれば、妻の方が専業主婦で優雅な生活だと映っている。)

(ずいぶん間をおいてから)

妻「1階と2階で分かれて生活すると聞いて、おばーちゃん(妻の実母)はびっくりしていたんだよ。」
(7月の話し合いで、あーちゃんは1階、ボクたち夫婦と子供たちは基本的に2階で生活することになった。この家を造るときからそうした状況を想定してあって、2階にはキッチンもトイレもある。)

私「だから落ち着いたろ。(子供のおもちゃの整理などでいろいろ言われなくても済む)あーちゃんは、一人でさびしいんだよ。もっと声をかけてほしいんだよ。」

妻「でも、ずっと一緒だと落ち着かないといって1階と2階に分かれたのに、今度は一人じゃさびしいでは、わがままじゃない。」

私「それは、やってみなければわからないところがあるんだよ。ちょうどいいように、加減していけばいい。」

(ずいぶんの間)

妻「『笑顔で』ってあーちゃんは言うけど、笑顔なんてできない。(あーちゃんは、昨日あなたが一家の中心と言っていたけど)あーちゃんがこの家の主人なのよ!」

(ずいぶんの間)

私「う~ん、二人の子供を育てているのは誰だい? タカちゃんだろ。 家族の食事を作っているのは? タカちゃんだろ。 家計を仕切っているのは? タカちゃんだろ。 ボクはあーちゃんと毎日あいさつはするけど、じっくり話すのは、木曜日の夜タカちゃんがアキコをエレクトーン教室に連れて行っているときと、土曜日の家族みんなでそろっての夕食の時ぐらいだぞ。 タカちゃんとは毎日話しているけれど。 タカちゃんが我が家の中心なんだよ。」
(実母はタカちゃんが嫁に入るとすぐに家計は引き渡した。)

(ずいぶん間をおいてから)

私「欠点は誰にもあるんだよ。あーちゃんはさびしいんだよ。1階と2階で分かれて生活してお互いにかかわらないでいることで安定するのじゃなくて、それを基本にしながら、同じ屋根の下で生活しているのだから、もっと声を掛け合うんだよ。ボクは、それが大切だと思うよ。」

(ずいぶん間をおいてから)

妻「そうでしょうね。 でも限界はあるわよ。」


 ざっと、2時間近くの話し合いだった。一言言ってから、次の言葉が出るまでがすごく長いので、時間がたってしまった。

 私が心がけていたことは、じっくりと妻の言うことー気持ちーを聞いて、受け止めること。それを十分にしたうえでーだからやたら「間」があったのだがー、母の立場を代弁したり私の考えや願いを伝えたりしたことである。

 基本的なスタンスとして、真理は丁度中間にあり、妻も母も正しいと思っている。

 妻は、実母が高いエアコンを買ったり温泉によく行ったりすることをお金の使いすぎと思っているようだが、実母にすれば石油でなくガスストーブを使ったり(2階で石油を運ぶのは大変だから、私がそれでいいと言っている)よく外食したりすることが使いすぎと思っている。

 妻は、実母が温泉や旅行に自由に行ったりすることが優雅と思っているようだが、実母にすれば自分は若いときにずっと働いてきたのであり、妻が専業主婦でいることが優雅だと思っている。

 妻は、いろいろ言われるよりも1階と2階とで分かれて、あまり干渉し合わないで生活するのが仲良く暮らす鍵だと思っているようだが、実母は一緒に生活しているのだからもっとお互いに笑顔で声をかけうことが仲良く暮らす鍵だと思っている。

 私の願いは、妻に話したとおりである。

 家族5人みんなが和気あいあいとして暮らすことである。
 欠点は誰しもあるのだから、それを許し合い、受け入れること。1階と2階で分かれて生活することを基本にしながら、お互いにもっと声を掛け合って仲良く暮らすことである。

 この願いを達成する鍵は、一体どこにあるのか?!

 その3.へ続く。

【関連記事】あったかい家族日記「革ジャンに込められた母の愛」

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