親子でスノータイヤに交換!ー節約と教育のためにー [B4 手伝い・作業・飼育・栽培]
◆リード:雪の季節が目前だ。スノータイヤに換えねばならない。節約と子供への教育を兼ねて、自分でスノータイヤに換えた。
2006.12.2 検索HP『家族の広場』へ
親子でスノータイヤに交換!ー節約と教育のためにー
12月2日(土)朝食をとりながらの会話。
私「スノータイヤに換えないといけないね。」
妻「今日か明日中に換えた方がいいと思う。」
私「節約のためにタカちゃん(妻の愛称)の車(軽自動車)は、ボクが換えるよ。自動車屋さんに頼めば、700円×4で2800円かかるから。」
妻「やってくれるの?」
私「その代わり節約した分で外食しよう! あとボクの普通乗用車は、自動車屋さんにやってもらうよ。」
妻「半分はやってもらうのね。」
というわけで、妻の軽自動車のタイヤは、ボクがスノータイヤに交換することにした。
昼食後、少し休んでタイヤ交換にチャレンジ。疲れるが、慣れたものである。
ジャッキで前輪の一つを上げ始めたとき、一つのアイデアが浮かんだ。
「そうだ! アキコにタイヤを交換する仕事をしているのを見せて、お金を節約する(稼ぐ)大変さを教えた方がいい。」
こう思った私は、アキコを呼んだ。
私「アキコ、タイヤを一つ交換するには700円かかるんだよ。お父さんが自分でやれば、その分節約できるんだよ。その節約したお金で、外食でもしようと思っているんだよ。」
こう言いながら、タイヤのネジを取り始めた。
アキコ「お父さん、アキコもネジを取りたい。」
私「じゃあ、取ってみるかい。」
アキコは、ボックスレンチの上に足をかけ、さらに乗ってみるが、ぴくりともしない。
私「運転中にネジがはずれて、タイヤが飛んでしまったら大変だから、きつく締めてあるんだよ。」
こう言いながら、私は「えい!」とばかりに強く体重をかけながらボックスレンチを回した。
キーと鳴りながら、ネジが動いた。
アキコは、「お父さん、すごい!」という感じで、びっくりして見ている。
タイヤを取り、スノータイヤをはめ込み、またネジを回し始めた。
私「ネジを締めるときは、右回りの時計回りで締めるんだよ。 まず指、そしてボックスレンチを使って手で締めるんだ。最後には、足でギュッときつく締めるんだよ。 そうしないと、もし車を運転しているときに、タイヤが外れたら事故になって死んでしまうかもしれないだろ。 これがきちんとできないなら、プロの自動車屋さんにやってもらった方がいいんだよ。」
アキコは、真剣に聞いている。
二つ目の車輪をはずそうとジャッキをセットしたら、アキコが
「お父さん、アキコがやりたい!」
こう言ってきた。それならばということで、やってもらった。
私「このくぼみとくぼみの間に、ジャッキを置くんだよ。 そして、ジャッキを上げるときは、右回りつまり時計回りだね。」
アキコ「時計回りね。」
こう言いながら、アキコはジャッキを上げる。
私「ジャッキを下げるときは、左回りつまり右回りの反対だよ。」
アキコ「逆上がりと同じ回り方ね。」
こう言いながら、ジャッキを下げてくれた。
アキコには、「私の仕事ぶりを見ていてくれればそれで十分。」と思っていたのに、結局3つの車輪についてジャッキの上げ下げをしてくれた。
正直言って本当に助かった。
私「アキコ、おかげでお父さん助かったよ。ありがとう。浮いたお金で、小学館の伝記シリーズの新しい本を買ってあげるね。」
アキコ「わーい!」
というわけで、浮いたお金で本を買ってあげることにした。
アキコがここ何ヶ月もはまっている「学習まんが人物館シリーズ」つまり偉人伝記シリーズである。
二人でさっそく近所の本屋さんに出かけた。アキコが選んだのは、「松井秀喜選手」だった。
今回、節約すること(裏返せば「稼ぐ」ということ)は、容易なことではないということを教えようと意図してのタイヤ交換であったのだが、思いがけず親子で助け合って仕事をすると楽しいし、早く終わるということを私自身が学ばせたもらった。
10分×4輪で約50分であろうか。
もちろん、アキコも節約の大変さや喜び、さらにはタイヤ交換の大変さや真剣さ(しっかりネジを締めないと危険ということ)を少しは学んでくれたと思う。
よい金銭教育の機会にもなったタイヤ交換であった。
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◆キーワード:1 お手伝い 2 しつけ 3 金銭教育
◆留意点・その他:
・ネジは、腕できつく締めれば十分という人もいる。ボクの場合は、念のため最後に足で締めている。
労働の対価としてのお金の大切さを感じてもらうかっこうの機会になったようですね。
それにもまして、親子で助け合って仕事をするということは双方にとって良い経験のように思いました。
by Shun (2006-12-06 00:37)
>shunさんへ
コメントありがとうございます。
ささいなことではありますが、親子で助け合う経験は、とても心地よい体験でした。
by 泉河潤一 (2006-12-08 18:37)