家族で共同作業をする意義 [B1 しつけ:あいさつ・感謝他]
◆リード:結婚記念日でもある勤労感謝の日。この日は、急遽午前中、冬囲いをすることにした。その様子と合わせ、家族で共同作業をする意義を考えてみた。
2006.11.25 検索HP『家族の広場』へ
結婚記念日でもある勤労感謝の日。
この日は、家族の日であった。11時過ぎには、近代美術館にディズニー・アート展を見に出かけ、その後アキコはヤマハのエレクトーン教室に参加し、最後にはリッチな外食をするという予定であった。
朝食をとりながら、
私「アキコ、クニコ、今日は11時過ぎにはディズニー・アート展を見に出かけるよ。そのままエレクトーン教室、外食となるんだから、それまでに勉強をしておいた方がいいよ。」
妻「エレクトーンの練習もね。」
アキコ・クニコ「うん。」
私自身は、「ブログでも一本書き上げようかな。」と思い、「よし!」とパソコンに向かった時だった。
妻「晴れているから、枯れてしまった朝顔のつるの後始末をしない。」
私「そうだね、晴れた休みの日にするんだったよね。」
「せっかくブログを1本書き上げようと思ったのに……。」という思いもあったが、すぐに予定を変更して、枯れた朝顔のつるなどを、妻と一緒に取り始めた。
いつの間には、アキコやクニコも手伝いに来ていた。取った朝顔のつるを妻と一緒にビニール袋に入れたり、落ち葉を掃いたりしていた。
【落ち葉を掃く娘たち、麻紐で束ねたシャラ】
私は、朝顔のつるを取り終えたら、そのまま冬囲いに入った。シャラ(夏椿)など、いくつかの木を麻紐でしばった。雪の重みで、枝が折れないようにするためである。
私「お~いアキコ、そこの麻紐を投げてくれ!」
アキコ「うん、わかった!」
麻紐を投げるアキコ。脚立の上に上がったままキャッチする私。
こんな調子でテンポ良く作業を進め、1時間30分ほどで、冬囲いが終了した。
途中には、クニコは、南天などの赤い実に興味を示し、それを集めて遊んでいる姿も見られた。
【赤い実を集めて楽しんだクニコ、さっそく宝箱に】
また、みの虫を発見した私は、すぐに娘たちを呼んだ。
【みの虫本体(左)と 洋服というか 住み家の みの(右)】
私「おい、これなんだか知ってるか?」
クニコ「何?」
私「触ってみな。」
クニコ「恐~い。」
私「大丈夫。ほら。」(まずアキコの触らせる。)
アキコそしてクニコが触る。
私「外見はただの小枝みたいだけれど、こうすると……。」(こう言いながら、絵の具をしぼり出すようにしてみる。)
私「ほら、中にはこんな虫がいるんだよ。これがみの虫の正体なんだよ。」
アキコ・クニコ「へえ~。芋虫みたいだ。」
アキコ「そういえば、前にチャレンジの本で見たことがある。」
私「でも本物は初めて見ただろ。」
アキコ「うん。」
こんな一コマもあった。
さて、家族四人でした「冬囲い」という共同作業。家族四人みんなで手分けして、それぞれが仕事をした。
私:朝顔のつる取りと木々を麻紐で縛る仕事。
妻:朝顔のつる取り及び私の取った朝顔のつるの処理。落ち葉などを掃く仕事。
アキコ・クニコ:落ち葉などを掃いたり、拾ったりする仕事。
家族みんなで協力して仕事をしたおかげで、冬囲いが無事しかも思いのほか早く終了した。
冬囲いのせいで、私はブログを1本書き上げることができなかったし、アキコ・クニコは勉強やエレクトーンの練習ができなかった。
しかし、ブログを書き上げたり、勉強したりする以上の価値があったと思っている。
家族で協力し合って仕事をするということ。それ自体価値があり、お互いに家族の一員としての自覚を促し、家族の絆を深めることができる。
それぞれが家族のために貢献し合うことは、「私は家族の役に立っている、必要とされている」という自尊心を高めるよい機会となる。
これは子供が小さくても同じである。
そして、これは冬囲いをアウトソーイングするということからは、決して得られないことだ。もちろん、ブログを書いたり勉強したりすることからも得られないことだ。
「勉強さえしていれば、他は何もしなくてもよい」などという子育て方針には、私は反対だ。家族は共同体であり、力を合わせて作業をするのが家族であると思うからだ。
一緒に勉強したり遊んだり作業をしたり……、それが家族だと思う。
「かしこく、強く、あたたかく」バランスよく育てたいと思っている。
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