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整理・整頓V.S.物を大切にするということ [B5 生活習慣:早寝・早起き、整理整頓他]

◆リード:2006年10月14日第46回父と子塾での最中、クニコ(4歳、年少)の学習ドリルを探そうとしてクニコの整理ボックス(4段)を見て、あまりにいっぱいで整理されていないのにびっくり。30分ほどかけて、整理した。その後、妻が帰ってきて、物を大事にしたい妻と衝突し……。

2006.10.5 検索HP『家族の広場』へ

整理・整頓V.S.物を大切にするということ

 父と子塾の最中、名文暗唱の時間が終わり、私は、アキコとクニコの勉強を見てあげようとしていた。学習ドリルを取り出そうと、クニコの整理ボックスを開けてみた。

私「うわ~、なんだこれ!」

 4段のボックスとも物でいっぱい。必要なドリルを探すがなかなか見つからない。

私「これじゃ~だめだな~、クニコ一緒にこれから整理しよう!」

 以前から気になっていたので、意を決して整理・整頓することにした。

 まず下から一段目。筆記用具(鉛筆、消しゴム、定規、はさみ)や、クレヨン・クーピー・ペン、画用紙帳、カレンダー(裏側に落書きをするつもり)、白のバラの紙(少しだけ印字してある)、ちらしなどで裏が白で書けるもと、ぬりえプリント、ぬりえ帳、折り紙、自由帳……などが詰め込まれていた。

私「カレンダーもちらしもバラの紙もいらないよ。こんなのがたくさんあるから、一番いい画用紙帳が使えないでいる!」(カレンダー、ちらし、バラの紙などをどかしたら画用紙帳が7冊も出てきた。後で妻に聞いたらもらったのだという。)
クニコ「うん。」
 私はごっそり紙類を捨てた。

 クレヨンだけで、4セットもあった。そのうち三つは、お姉ちゃんが幼稚園時代に使っていた物で、私の小指より短い物がごろごろしていた。

私「このクレヨン、短すぎて使いづらいだろ。短いのは捨てよう。そして、一つにまとめよう。」
クニコ「うん。」
 三つのクレヨンセットから、比較的長いものを集め、一つのセットし、残りの二つのセットを捨てた。

 以下、まとめて書くと……。

①邪魔だから捨てた物……ちらし、カレンダー、途中まで使った自由帳、書き終えたあるいは半分書き終えた画用紙など。これらがあると、よい物が使えない。新しい画用紙帳も使わないでいると、黄ばんでくる。つまり物にも賞味期限があるのである。

②子供に合わなくなったから捨てた物……古い途中まで使ったドリル、途中まで使った工作絵本など。子供は成長する。まだ全部使い切っていないといって、残しておくことは必要ない。既に子供が成長して発達段階に合わない物は、処分する。この意味でも、物にも賞味期限があるのである。まだ使えても、より新しくよりよいものがあるなら捨てた。

③複数合ったから捨てた物……ひらがなの筆順を学ぶ教材など、アキコもクニコもベネッセの物をそれぞれに持っていた。アキコはもちろん必要ないし、二つあっても邪魔なので捨てた。先に書いたクレヨンなども、そうである。

④故障した物、不良な物……壊れたちょっとした玩具(大きい物はおもちゃの整理ボックスは別にある。)、数の足りないトランプ、短すぎるクレヨンなど。

⑤思い切って捨てた物……折り紙、シール、キャラクター商品、ちょっとした子供の作品……。

 これをざっとやったのだが、30%から40%も、物が減った。以前探していた俳句かるたも、クニコのボックスから出てきた。

私「ほら、すっきりしたろ。」
クニコ「うん。引き出しを出すのが軽くなった。」(さっきまで重くてなかなか動かなかった。)

 今後は、4つのボックスにラベルをはり、されに整理・整頓を加えれば、完了である。

 整理・整頓を終了し父と子塾を終えるやいなや、妻が帰ってきた。

 大幅に捨てられた物を見て、びっくりした妻は、

妻「何よ、これ~!」

 妻には珍しく大声を上げたのだった。お母さんの怒りの波動を感じた娘たちは、さっそく防御態勢に入った。

アキコ「お父さん、捨てすぎだと思う。」
クニコ「お父さんが勝手にやったんだよ。」(ホリエモンのように、私に責任を押しつけるクニコ。 私「この~、一緒に相談しながらやったろ。」)

妻「この自由帳まだ使えるのに何で捨てるの! この紙だって使える。」
私「こういう紙がいっぱいあるから、いい画用紙が使えないでいるんだよ。」
妻「大事にとっておけばいい!」
私「とっておいても、だんだん黄ばんでくるんだよ。いい紙を使わせればいい。」
妻「いいわ、私が使う。」

妻「このドリル、まだやっていないところがあるじゃない、何で捨てるの!」
私「このドリルは、もう合わないんだよ。子供は成長するんだから。」

妻「こっちは6歳までと書いてあるから、まだ使えるじゃない。全部使わないで、途中で捨てるんだったら、もう何も(ドリルなんて)買わない!」
私「そんな全部やりきらなくてもいいんだよ。新聞だって全部読まないだろ。必要なところだけ読めばいい。ドリルだって、全部やりきらなくたっていいんだよ。」

アキコ「アキコ、この本使う。まだ使える。」(ラブ&ベリーの工作本なのだが、2割ぐらい使えるページが残っていた。)
私「アキコ、アキコがその本の残りを使うということは、その分時間が取られるんだから、エレクトーンの練習に使う時間が減るということだよ。」(これは妻向けの言葉、全部ドリルをやりきるということは、それに大切な時間と労力が使われることを意味する。子供は既にマスターしており、やってもさして意味をなさないドリルなどやらないに限る。)

 珍しく腹を立てている妻を相手に、私は捨てた方がいい理由をたんたんと説明したのだった。

 ようやく落ち着いてきた妻が最後にぽつり

妻「要らないものを捨てることも大事だと思うけど、私は物を大切にすることを教えたいの。まだ使える物は捨てたくないわ。」
私「確かにそうだね。物を大切にすることを教えることは大事だね。」

 整理・整頓は、学習の効率や意欲をすごく高める。絶対必要なことだ。そして、その過程で要らない物を処分することは不可欠である。

 一方で物を大切にすることも、教えたい。これも大切なことだ。妻の言うように、まだ十分使えるのに新しい物、新しいドリル……というように新しい物を買っていく子には育てたくない。

 物を大切にしたい妻と、整理・整頓のために物を処分しようとする私、二人がいて、子供の教育には丁度バランスがとれるのかもしれない。

【関連記事】あったかい家族日記「夏休み最大の成果ー整理・整頓「そうじ力」の発揮ー

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◆キーワード:1 整理・整頓  2 しつけ  3 ものを大切にする

◆留意点・その他:
・妻の物を大切にするという習慣は筋金入りである。義母の教育の結果である。義母はついこの間、30年間使っていた冷蔵庫が壊れたと言って、冷蔵庫を買い換えたという。妻にもしっかり引き継がれているのだが、物を大切にする教育を娘にした義母に感謝している。
 私の母は、整理・整頓のために思い切って物を処分するタイプである。それを私はある程度引き継いでいる。今回の衝突は、ある意味で義母と実母の対立でもあった。
・月に1度、「整理・整頓の日」を設けようかと思っている。


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コメント 4

まむまむ

どちらも私に欠けている事なのでとても勉強になりました。
どんなことでもきちんと話し合うファーザーさんご夫婦を我が家も
見習らわなくては・・・。
by まむまむ (2006-10-14 21:43) 

はっちゃん。

はじめまして。私もうなずきながら(どちらにも賛成)読ませていただきました。私は会社では、≪使わないものは捨てる≫のですが、家の中ではなかなか…靴下も穴があいたら雑巾がわり…など≪何かに使えないか≫と考えてしまいます。
「整理整頓する日を決める」はうちもやってみようと思いました。
by はっちゃん。 (2006-10-14 23:39) 

泉河潤一

>まむまむさんへ
参考になって何よりです。

なかなか話せなくて、勇気がいることもありますよ。

夫婦は、似ているところもかなりありますが、違っているところがあるのがかえっていいですね。お互いないところを補い合えますから。
by 泉河潤一 (2006-10-21 19:28) 

泉河潤一

>まむまむさんへ
今日は、長女のアキコの整理・整頓を一緒にやりました。
3時間ほどかかりました。
アキコは、それがおわったら、すっきりとして笑顔でうれしそうに「お母さん、きれいになったよ。」と言っていました。
整理・整頓を徹底してやると、住み心地がよくなり、気分がいいですよ。
by 泉河潤一 (2006-10-21 19:32) 

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