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どんな人が偉いか?! [I-1家族憲法・経営方針]

◆リード:2006年10月11日夕食で家族の団らんでの一コマ。4歳年少のクニコが「クニコ、えらいもん!」で始まった「どんな人が偉いか?!」論議。我が家族の考えはいかに?!

2006.10.5  検索HP『家族の広場』へ

どんな人が偉いか?!

 夕食時、いつものようにその日のグッド&ニュー(よかったことや家族のニュースとなるような出来事など)を聞いていた。

私「七田チャイルドアカデミーは、どうだったの。?」(クニコは、毎週1回七田チャイルドアカデミーに通っている。)

妻「クニコ、間違えたっていいんだよ。」(あとで聞いたところによると、クニコは自分は何でもよくできると思っているものだから、少し間違えるとシュンとするのだという。)

クニコ「だって、クニコえらいもん。(間違えないよ。あるいは 間違えたらいけないよ。)」

妻「その考え方、間違ってるわね。」

私「みんなのために働く人が偉いんだよ。」

クニコ「クニコ、運動会のダンスで、真ん中で上手に踊っていたもん!」(クニコは何でも出来る人が偉いと思っているらしい。)

妻「う~ん、真ん中で踊って、みんなに正しい位置を教えてあげたのは、(みんなの)役に立って偉かったよね。」

アキコ「みんなのために働いているお父さんが偉いんだよ。」
      「それに、学校で自分で自分は偉いなんていわないよ。そんなことしなくても、『アキコちゃん、すごい。』って言ってくれるよ。」
     
妻「小学校になると、ピアノはAちゃん、絵はBちゃん、走るのはCちゃんというように、みんなそれぞれ得意なことがあって、自分より得意な人がいっぱいいるんだよ。自分は何でもできて偉いなんて思わない方がいいよ。」

私「それに、いろいろできるのは、能力が高い(「能力」という意味が4歳にわかるかなと思いつつ、使ってみた。クニコは可能性という言葉を使いこなしていたから。)ということで、偉いのとは、ちょっと違うよ。」

 みんなに言われて、はじめこそ少し怒ったクニコであったが、しまいには「なんだ自分は少し勘違いをしていた」という感じで、笑顔ではにかんでいた。

 夕食後、皿洗いをしていた妻に、もう一度七田チャイルドアカデミーでの様子を聞いてみた。

私「クニコは、間違えるのが恐くて、答えないの?」

妻「自分は何でもできると思っているから、少し間違えるとシュンとするの。」

私「ふ~ん。」

妻「(何でも出来て)少し鼻高々になっているから、ここらで少しシュンとさせないと。」

私「なるほど。」

 「自分はできる!」という自信をもつことは、とってもよいことだと思っている。

 ただし、持ち過ぎても困る。高慢になって相手を見下したり、できない状況を受け入れられなくなったり(今回が少しそうだったわけだ。)、できない人の気持ちがわからなくて知らずに相手を傷つけてしまったり……。

 私は、能力が高いことと尊敬に値するということ(偉いということ)は、基本的に別だと思っている。能力が高い場合は、「すごい!」とは思うが、尊敬するかどうかはまた別だ。もっと言えば、肩書きとも基本的に関係はないと思う。
 
 偉いかどうか(尊敬に値するかどうか)は、基本的に価値観や生き方がすばらしいかあるいは美しいかどうかだと思う。みんなのために働く、みんなのために役にたとうとする価値観や生き方は、すばらしいし美しいと思うので、やっぱり偉いと思う。

 世の中はどうであっても、我が家では「能力が高い人が偉い」などという価値観に支配させない。「みんな(家族)の役に立つ人、みんなのために働く人が偉い」という価値観で運営していく。これならば、当然汗を流して外で働いている父(私)や一生懸命家事をし子供の世話をしている母が偉いということになる。

 両親を尊敬して育った方が、我が子は絶対に幸せだし、幸せになると思うから。

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コメント 4

ともれいっち

うちの息子は本当になんでも自信満々なタイプなので
いつも言い聞かせるのが大変です。
でも子供は自信をつけてあげないといけないし・・・と
少々悩みます。
子育ては難しいですね。
by ともれいっち (2006-10-13 14:26) 

miyu

自信をつけつつ、物事の価値観を教えていく場が家庭なのかもしれません。
家庭ってすごい!改めて気がついたmiyuです。
クニコチャンが大きくなった証拠ですね。
更なるレベルアップの時がきたというか。
うちはどうかな~。
何でもできると思ってるかどうかは別ですけど、
だんだん人と比べるのを覚えてきて、
馬鹿にする言葉を言うようになりました。
即「どういうこと?」と詰め寄られ、半泣きですが。
ちゃんと伝えなきゃ分からないことはいっぱいありますよね。
特に今の時代は言わなきゃいけないことがたくさんあって、
大変!親は、ふんばらなきゃいけませんね~。
by miyu (2006-10-13 22:38) 

泉河潤一

>ともれいっちさんへ
自信をもたせることはとっても大切だと思います。

そして自尊心を育てることも、とっても大切だと思います。それは、親が能力に関係なく、「お前はとっても大切で、かけがえのない存在だ」という構えで接することで育まれると思います。

「相手を尊ぶこと」、これも基本的には同じだと思いますが、相手のすばらしさに気づかせることがポイントの一つかなと思います。
by 泉河潤一 (2006-10-15 09:54) 

泉河潤一

>miyuさんへ
地域の教育力が低下している分、家庭がよりしっかりしないといけないと思っています。

本当に親は踏ん張らなきゃですよね!
by 泉河潤一 (2006-10-15 09:56) 

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