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野口嘉則『鏡の法則』を職場での人間関係の改善に生かす! [L 仕事]

◆リード:野口嘉則『鏡の法則』を生活にどう生かしたか?! この法則を使って、職場での人間関係(居心地)や妻との関係がよくなった感じがしている。その生かし方とは!?

2006.9.30 検索HP『家族の広場へ』

野口嘉則『鏡の法則』を職場での人間関係の改善に生かす!

 前記事で紹介した鏡の法則=「わたしたちの人生の現実は、私たちの心の中を映し出す鏡である」「自分の心の波長にぴったりな出来事が起きる」=与えたものが受け取るもの・出した波動が返ってくるという波動の法則を紹介した。

 実は、その記事は本記事を理解し易くするために、野口嘉則『鏡の法則』から学んだことを書いたものである。

 本題は、今回の記事である。

 今の職場は、昨年4月に転勤してきた職場だ。特別支援学級担任ということで、わずか3人の子供の担任をしている。

 職場の人たちから、「あいつは、(担任している子供が少なくて)楽でいいな。あいつは、楽をしている。」と思われている気がして嫌だった。

 鏡の法則からすると、その原因は「私が誰かのことを、『あいつは楽でいいな。』と思っている」ということになる。

 そこで、そう思っていないか調べてみた。

 まず、職場の管理職の一人Aさん。「この規模の職場にしては、持ち時間も少なく楽でいいな。」と、私は少し思っていた。そして、同じく上司のBさん、Aさんほどでないにしても、「楽だな。」と少し思っていた。
 
 これをもう少しよーく見つめ直した。
 Aさん、確かに少し楽かもしれないが、これはこの小規模な職場全体に言えることだし、管理職であるが故に、毎朝管理士さんと並んでトップで職場に来て、職員や子供たちを迎えることは容易ではない。管理職ならではのいろいろな報告書類や指導監督もあり、おそらくはトップとの間に入ってつらいこともあるはずだ。年を取っている分、同じことでも肉体的にはつらいはずである。それに、そもそも楽な仕事など、まずないのである。学校という職場には……。

 Bさん、よーく見つめるまでもなく、自分の仕事はきっちりされている。責任感も強く、誠実で、人望もある。楽うんぬんなどの観点でそもそも動いていない。ただ、小規模の職場で職場全体に余裕があるだけだ。

 実は、もう一人「楽でいいな」と思っている人がいた。それは、妻である。
 「主婦であり、二人目のクニコも保育園に通い出した。保育園に送り出せば自由な時間があり、職場のあつれきもない。楽だな。」と思った。
 がしかし、「その恩恵を受けているのは、私なのだからー職場のストレスで妻が家庭でイライラすることも、妻が仕事で夕食が遅れることもない。子供の教育に支障をきたすこともない。安心して仕事に専念できるー文句は言えないな。」と思った。

 もう一度、職場の人たちから、「あいつは、(担任している子供が少なくて)楽でいいな。あいつは、楽をしている。」と思われている気がする原因は何か?!

 私自身、仕事を怠けていたり、外面上怠けていなくとも真摯な取り組みの姿勢がなかったりしているか?! 自問自答してみた。

 そんなことはない! 仕事には、真摯に取り組むという価値観をもっている。3人の子供は、親身になって関わる決意でいるし、実際そうしてきたつもりだ。能力的にはまだまだだと思っているが、その分研修に励み、教師として日々成長しようとしている……。

 この段階で、ハッと気づいた。妻と私の価値観、思いは同じじゃないか!と。

 私が真摯に仕事ーつまり3人の子供と真摯に関わり、成長のためにがんばるーをするということは、妻が育児ーつまり2人の子供と真摯に関わり、成長のためにがんばっていることーと同じじゃないか!と。

 この気づきが得られたら、妻は、同じ価値観で生きている同士なんだと思い、今更ながらすごく妻を身近に感じた。(何を今更遅いな……であるが。)さらなる感謝の気持ちが生じ、心地よい気持ちに満たされた。

 しばらくその心地よい気持ちに浸っていると、「確かに子供に対する姿勢や取組は同じかもしれないが、妻はクニコを保育園に送り出せば自由時間があるし、職場のあつれきもなく、ぼくよりも楽かもしれない。」という思いが生じてきた。

 その思いに対して、別な自分が反論を試みた。

1.まったく同じ仕事量など存在しない。能力も適性も違うし、同じ仕事量にできたとしても、それは同じでない。つまり、そもそも無理である。さらに言えば、質の違う仕事(炊事・洗濯など)を単純に比較することすらできない。

2.仮に妻の方が休憩もあり自由時間も多くて比較的楽だったとしても、それは我が家庭にとってゆとりや潤いがあるということであり、いいことだある。それは、私にも返ってくることではないか。こういって、この妻の状況を心から肯定した

3.かりにたくさん仕事をしているのであったら、その分成長できる機会を与えられているのだから、むしろその方が恵まれているという見方も出来ると思い、感謝した。

 私が妻に対して真摯に取り組んでいる育児や、家事の仕事に敬意を感じ、感謝し、妻のゆとりもある状況を心から肯定したら、不思議なことに「あいつは、(担任している子供が少なくて)楽でいいな。あいつは、楽をしている。」という感覚が消滅した。

 やはり因は、ここにあったのだ。

 鏡の法則は、確かに存在している。それは、自らに気づきと成長の機会を与えてくれる。うまく活用したいものだ。

 

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◆キーワード:1 鏡の法則  2 夫婦関係を改善する  3 職場での人間関係を改善する

◆留意点・その他:
・今の職場は全体にゆとりがある。前3年間過ごした職場は、今の規模の倍以上で、通常8時頃まで職場にいたし、10時までいることも珍しくなかった。ひどいときは、1週間のうち3回も午前1時まで仕事をしていたことがあった。それでも、日誌には9時30分に職場を後にしたことように書くことになっていた。(8時帰宅を9時30分帰宅にでない!)だから、職場から車で5分のところにアパートを借りていた。それに比べれば、職場全体がずいぶん楽である。おかげでブログも、こうして書けている。以前の職場ならば、このブログは絶対に誕生しなかったことでしょう。

・以前のブログにも書いたように、私は7時50分から子供が帰る3時まで、途中の休憩は一切ない。空き時間もない。私は、3人の子供につきっきりである。


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ひよこ

ファーザーさんの鏡の法則による成長はあったかいですね~。私もあったかく成長したくなりました。

自分より立場が下の者をいじめて楽しもうとする上司に、私は、鏡の法則を使って、上司に何か大切なことを気づかせようと挑戦している者です。
上司にいじわるされても、常にニコニコ、上司が部下に感謝しなければならないことをやり続けます。でも、絶対感謝するわけがない上司なんです。感謝すべき人に感謝の逆のことをすると、鏡の法則によって、何か問題が起こりだすだろう・・・とにらんでいます。

ところで、私も鏡の法則について記事を書いたのでトラックバックします。気が向いたら読んでください。
by ひよこ (2007-02-02 10:50) 

泉河潤一

>ひよこさんへ
コメントありがとうございます。

わたしは(も)、ある上司からいろいろ言われて困っていました(す)。

私の場合は、真理は二人の間の中間にあると思っているので、相手の言うことをよく受け止めて自分のことを見直すきっかけとして生かしつつ、相手にも自分の考えをはっきりと伝えて、相手も自分のことを見直す機会としてもらうように心がけています。上司だからといって、頭から信用したり従ったりすることはありません。基本的に他の人と同じスタンスです。

『鏡の法則』もいいですが、人間関係でいえば、出口光『天命の暗号』は、人間関係のすれ違いや確執を乗り越えるのに、とても良い本だと思います。
by 泉河潤一 (2007-02-10 15:50) 

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