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大掃除ー整理・整頓・「そうじ力」の発揮ー [B5 生活習慣:早寝・早起き、整理整頓他]

◆リード:夏休み2週間をかけて、家を徹底的に大掃除した。そのねらいや実際の様子、やり終えての感想や掃除の効用などを紹介する。 <対象>大人

2006.8.30  検索HP『家族の広場』へ

夏休み最大の成果ー整理・整頓「そうじ力」の発揮

 この夏休みに我が家で最も時間とエネルギーをかけたこと、それは我が家の大掃除である。実に2週間に及んだ。大学時代の引っ越しの10倍、転勤に伴う引っ越しの3倍ぐらいの時間とエネルギーをかけたのである。

 【大掃除のきっかけ】 

 7月の家族会議の結果、私たち夫婦と子ども二人は2階(もともと2世代用に作ってあり、2階にもキッチン、トイレなど作ってある。)で基本的に生活し、実母は1階を広く使うということになった。 これがそもそもの大掃除のきっかけである。

  【大掃除の基本方針】 

 これから何年も若い者は2階、実母は1階という体制で過ごすことになるので、本当に住み心地のよい環境にしたいと思った。

 そこで、大掃除の基本方針を、大まかに言って次の2点に決めた。

 1.美しくすること……きれいで(よごれがなく、清潔)、見た目にも美しいこと。 (整頓)

 2.機能的であること……単にきれいなばかりでなく、どこに何があるかがすぐにわかり、配置(レイアウト)も適切で、家事・仕事などやりやすいこと。(整理)

  要するに徹底した整理・整頓である。

【大掃除の内容】

1.2階の4つの部屋・廊下および納戸等の大まかなレイアウト(各部屋の役割と各部屋内の大きなものの配置)をきめ、大きなもの(タンス・食器棚・テレビなど)移動した。

  夏休みに入って早々、業者の方に 2階の桐箪笥を2つ(妻が結婚した際に持ってきたもの)、ベッド2つ(子供が生まれてからは和室で川の字に寝ていてので使っていなかった。解体のうえ移動)など大物を運んでもらった。そして、ベッドとタンスの置いてあった部屋をリビングルーム(&食堂)にした。

  どの部屋をどう使うか、どこに何を置くかなど、相談を重ねての試行錯誤であった。

 2.使う頻度・重要度によって、身近におくもの・納戸あるいは車庫に置くもの・倉庫(家から少し離れたところにある)に置くもの・捨てるものとに、分類・整理・廃棄した。

  ○よく使う・大切なもの→身近に置く。

 ○時折使う・要るのもの→納戸あるいは車庫に置く。

 ○たまにしか使わない・要るもの→倉庫(家から少し離れたところにある)に置く。

 ○使わない・要らないもの→捨てる。

 【書斎を例に取ると……】 

 本を例に挙げると、よく使うもの・必要なもの・大切なものは書斎に置き、それほどでないものは納戸あるいは車庫に、まず使わないけれど要るものは倉庫、そしてほとんど使わないものは思い切って捨てた。

  これだけで、すごい時間がかかった。倉庫に自家用車で3回本類を運んだのだが、これをやったらずいぶんすっきりした。書斎の空間が広がったし、本当によく使うもの・必要なもの・大切なものだけになったから。

  さらに、書斎に残った本当によく使うもの・必要なもの・大切なものを分類し、本棚にラベルまで貼った。たとえば、「パソコン」「NLP・カウンセリング」「健康」……というように。

  最近実感するのだが、本・書類が整理されていると、それだけで気分がよい。それに必要な書類・本などがすぐに取り出せるのは、仕事をしやすくし、仕事によるストレスを大幅に減らした。

 さらに、ファイル、CD・MD・ビデオテープ、フロッピイ……を分類・整理・廃棄した。コンピュータソフトなど、使わないものなど30枚ほども処分した。おそらくは使うことのないフロッピイも同じくらい捨てた。2度と聞かないであろう講演録も消した。(リユースできるMDがたくさんできた。)残したものは、ラベルを貼り、分類・整理した。これまた、非常にすっきりとした気分になった。以前録音した講演録など、もう一度聞き返してみようかとも思えた。

  書類について一例をあげれば、「目標・達成したいこと」「願い」「欲しいもの」など、似たような文書があちこちにバラバラだったのだが、同じような文書は他方を廃棄して一つにまとめた。さらに、それらの目標・願いを、「家族」「仕事」「健康」……などに分類・整理し、一つのファイルにした。これは、とっても心地よいことだった。おかげで、時折見るようになった。(頻繁に見る方が願いなど叶いやすくなる。)また、多量の文書を廃棄したことは言うまでもない。

  有り余るほどのペン(もらい物を含めまだ使えるもの)、書けないマジックなどの文具類もどさっと捨てた。おかげで引き出しの中もすっきりして、取りたい文具がさっと取り出せるようになった。 

   パソコンのデータも整理した。そして、パソコン起動後最初の画面には、30以上ものショートカットなどが見えていたのだが、10以下に減らした。メールボックスまでいくつかのフォルダを作り、分類・整理・廃棄した。ほとんど読まないでいたメルマガも配信をストップした。そしたら、気分よくかつ仕事の効率もよくなった。今までのように必要なパソコンのファイルを取り出すのに時間がかからなくなったのである。

  最後に付け加えるなら、床や机などの雑巾がけばかりでなく書斎の窓ガラスも磨いたのである。

 【大掃除を終えて】

 こんな感じで、書斎以外のキッチン、リビングルーム、子ども部屋、和室(寝室)、納戸、車庫まで、大掃除ー整理・整頓・廃棄ーした。

 やり終えてみて、家中が整理・整頓されて、きれいになり、それだけで気分がいい。しかも、どこに何があるかすぐに分かって、家事や仕事がやりやすくなった。何よりやろうとする気が高まった。(整理・整頓していない状態では、まずやる気が起きづらい。)

 本当に住み心地のよさを実感している。 たとえて言うなら、「新車に乗り換えた感じ」と言おうか、「20代の体に若返った感じ」と言おうか。

  そうじに明け暮れた夏休みだったが、とっても価値あることだった。

 【おまけの情報ー舛田光洋著『「そうじ力」で、あなたが輝く!』のススメー】 

 この大掃除。9割がた終わり、あと1日2日でやめようという時、たまたま書店で『「そうじ力」であなたが輝く!』とう本を買い、一気に読んだ。

 舛田光洋氏によれば、「部屋は住んでいる人の人生をあらわす」そうで、汚い家庭は、うまくいっていないことが多いそうである。家庭の幸せ度と家の清潔度は比例するそうである。さらに、家のどこの部分が汚れているかによって、どういう問題点があるのかすらわかるという。  風水なんかより、よほど科学的で説得力があった。実際、家をきれいに掃除することで幸せになった報告例もたくさん載っていた

【同書に載っていて報告例ー子どもは登校拒否、夫への不満が爆発!】

 34歳の主婦、亜由美(仮名)から相談を受けました。内容は、お子さんの登校拒否についてでした。部屋にお邪魔させていただきましたが、やはり、リビングがどんよりして片付けたつもりでしょうが乱雑な印象を受けました。
 お子さん問題を抱えている家庭は、たいていの場合親に問題があります。特に夫婦不和が原因であることが多いようです。亜由美さんの場合もお子さんの問題で悩んでいたのですが、ご主人のことを聞いていくと心の中に溜まっていた不満が爆発して泣きだしてしまいました。
「主人は帰りが遅く、子どものことで相談したくてもまったく聞いてくれないんです。帰りが遅いって言ったって、どこで何をしているのやら!」
 彼女には玄関とリビングとキッチンのマイナスを取り除く「家庭不和撃退強力セット」をお勧めしました。
 玄関には何年もやっていないスキー板や家族の人数の3倍以上ある傘がドアを開けにくくしている状態でした。スキー板は捨て、傘は3本残して全部処分したそうです。
 リビングとキッチンが合わさっている部屋の状態でしたが、ものがとにかく多かったそうです。不要なものが入れてある棚は中のものも外の棚も捨て去りました。リビングのテーブルの上のダイレクトメールや広告の切り抜きも捨てて、ぞうきんで拭きあげました。
 キッチンは、流しのゴミがつまった状態をすべて取り除き、流しのぬめりをたわしで磨きました。
 取り組んで数日、何を言っても聞かなかったご主人なのに、帰りが早くなったそうです。
 そして、家族がここちよく暮らせる部屋づくりを心がけたところ、再びリビングに家族が戻り会話が弾むようになり、子どもの登校拒否も自然と治ったそうです。
(同書73P.~75P.より引用)

  私も今回大掃除をしてみて、舛田氏の言うように、「掃除には幸運を呼び込む力」すらあり、人が本来持っている力を引き出す力をもっていると思う。

 今月読んだ本の中で、幸せな家族を創り出すために一番役立つと思われる本だ。最後に参考までに紹介する。

 ○舛田光洋著『「そうじ力」で、あなたが輝く!』(総合法令 1,300円) 

【関連記事】あったかい家族日記

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◆留意点・その他:

・掃除の大切さは頭ではわかるが、どうも後回しになってしまってという人には、舛田光洋著『「そうじ力」で、あなたが輝く!』の一読を勧める。きっと掃除をしたくなるでしょう。


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miyu

実は、結婚するまでロクに掃除しなかったタイプです。
でも、片付けると気持ちがいい、
生活しやすいと実感したり、
やっぱり「家は人を表す」様な気がして、
片付けはよくやってます。
幸せが来たかどうかは別だけど、
毎日がすっきりして、行動的になったかもしれません。
人も呼びやすいし。
この本は読んでみたいです。

明日からお仕事ですね。
(もしかして、もう始まってる?)
疲れの出やすい時期です。
お体に気をつけられてくださいね。
by miyu (2006-08-31 08:19) 

ともれいっち

実は表面潔癖症の私。
表面はとてもきれいな家の中だけど
一度引き出しをあけるとすごいことになっていて・・・(;-_-) =3 フゥ
なので「シンプルライフ」を目標にできるだけいらないものを
友達にあげたり親にあげたり売ったりして
かろうじて家の中が散乱しないようになってます。
生理整頓できるようがんばらないといけませんね。
by ともれいっち (2006-08-31 14:13) 

泉河潤一

>miyuさんへ
コメントありがとうございます。

私は、結婚しても整理・整頓についてはあまり変わりませんでした。今回は、本当に徹底して掃除をしました。気持ちのよい快適な日々を過ごしています。
その後の変容としては、毎日使うかばん・くつ・ズボンなど、いいものを買うようになりました。(古いものを買い換えました。)

紹介した1冊は、絶対一読の価値があります。
by 泉河潤一 (2006-09-08 21:19) 

泉河潤一

>ともれいっちさんへ
整頓はできているけれど、ということでしょうか。
一度徹底してそうじすると、居心地、住み心地がいいですよ~。
by 泉河潤一 (2006-09-08 21:21) 

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