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はっきりと断れないアキコ [H2 安全]

2006.8.14 はっきりと断れないアキコ
 8月11日・12日と友人一家とバンガローで過ごした帰り道、私と妻、アキコ、クニコは自家用車に乗って、高速道路を走っていた。その際、クニコを叱った件は昨日書いた。
 その後の車中での会話。

アキコ「クラスメイトのAちゃんが、一昨日ブランコから落ちて救急車で運ばれたよ。」

私「そりゃ、大変だな。初めて知った。」

妻(ハンドルを操作しながら)「そうみたいなんだわ。」

アキコ「落ちたとき、肩の骨を折って、さらに戻ってきたブランコが額に当たって大変だったみたいなんだよ。 アキコ、ぞっとしたよ。」

私「肩の骨を折ったとは大変だ! どうしてブランコから落ちたんだろう。」

アキコ「(禁止されている)立ち乗りをしていたからだよ。」

私「お父さんも立ち乗りしたことあるけど、ただ立ち乗りしただけでは落ちないと思うよ。きっとスピードを出して、(1回転するくらい)すごい高さまでこいだんだよ。」

妻「私もそう思うわ。」

アキコ「いつもAちゃんは、すごいスピードで思い切りこぐんだよ。こわいんだよ。」

私「だからだね。こわいね~。」

アキコ「アキコ、Aちゃんに『(ブランコ)二人乗りしよう』って言われていやなんだよ。あぶないのに。」

私「アキコ、そんな時は『いやだ!』ってはっきり断らないとだめだよ。」

アキコ「なかなか断りづらい。」

私「アキコは危ないのを知っているのに、『いいよ。』と言って乗ってケガしたら半分はアキコの責任になるんだよ! 危ないのを知っていて『いいよ。』と言って乗ったのは、アキコなんだから。」

アキコ(さっと顔色が変わっている。)「うん。」

妻「アキコは、お母さんに似てるんだわ。お母さんもなかなか断れないのよ。」

私「前も言ったけど、一番大事なのははっきり断ることなんだ。理由だって言わなくてもいいんだよ。いやならとにかく強く断ることなんだよ。」

 危ないとわかっていてもなかなか断れないアキコであった。

 悪い誘いに対して断れるということは、とっても大切だ。
 万引きの誘い、援助交際の誘い、いじめの誘い……。悪いこと、危険なことがたくさんの現代社会において、悪い・危ないとわかっていても、友達に誘われると断れないということでは困る。

 善悪の判断力ばかりでなく、その判断力の基に行動できる強さを育てていきたいものだ。

 

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