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ロハスー今あるモノで豊かに幸せに生きるー162号 [I-1家族憲法・経営方針]

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2006.3.6ロハスー今あるモノで豊かに幸せに生きるー162号

心にしみた言葉 第11号改訂版

  ロハスLifestyle of health and sustainability(自分の健康や幸せと同時に、持続可能な社会のために地球環境を考えるライフスタイル。)な生活の中に、ある種の安心感や光を感じる「21世紀型の人々」が増えてきています。

わかりやすく言えば、仕事があって、仲間がいて、人を裏切らず、いいネットワークで暮らしていければ、お金をたくさん持っていなくても十分幸せでいられるということ。こうした考え方を、頭で理解するのではなく、心や身体で感じた人から20世紀と決別できるはずです。(Just.BigTalk 2006年3月号より)

 これは藤原直哉氏(シンクタンク藤原事務所 所長)の言葉です。
 確かにやりがいのある仕事、気心のしれたお互いのよさを認め合える仲間、信頼関係を大切にした支え合うネットワーク(人間関係の輪)の中で暮らしていれば、お金をたくさん持っていなくても、いくらかのお金と健康さえあれば、十分幸せであると感じます。

 そして、このネットワークの中核になるのは、私は家族の絆だと思っています。
 この日曜日、娘二人を市営プールに連れて行きました。プールにいた時間は、およそ1時間30分。その間、次女クニコを抱っこしながらスパイラル滑り台を何回も滑りました。親亀の上に子亀をのせてという感じで、クニコを背中に乗せて泳いだのですが、クニコの重さを心地よく感じながら、クニコの喜んでいることが伝わってきてとてもハッピーでした。また、長女アキコの「ねえ、見て!見て!」というリクエストに応えて泳ぎを見たり、一緒にアキコと水中じゃんけんをしたりで十分に幸せでした。
 
 何も大金持ちのように自宅にプールなどなくても、十分楽しめ幸せでした。自宅から僅か10分のところにある市営プールに僅か数百円のチケット代で入れるのですから。市営ですから、管理も市でやってくれ、気楽なものです。

 将来豊かな生活をするために、現在をその準備として犠牲にする生き方。少し疑問に思います。本当に犠牲に見合う将来の豊かな生活が実現するのかな?豊かな生活は、どうして今ではなく「将来」なのかな? 今、実現できるのではないかな?って。

 さらに言えば、「将来豊かな生活をする」という目的もなく、ただもっともっと(モアエンドモア教?)ということで際限のない欲望の中に生きること。手に入れることばかりで、どうするんだろう? 一体どれくらい手には入ったら、満足するんだろう?手に入れたモノをどう使うんだろう? 足るを知らずいつもあくせくしていて、「なんか、つらいな。」って思います。

 私は、「八ヶ岳みたいなところに別荘を持ち、炉で思い切り火をたき、その炎を見つめ合いながら、家族でくつろげたらすばらしいな!」という夢をもっています。柳生博さんの『森と暮らす、森に学ぶ』(講談社)や鳥取絹子さんの『ふらんす気分で山小屋暮らし』(リヨン社)、イーデス・ハンソンさんの『山の落書き』(WAVE出版)を読んで、心底憧れてしまったのです。

 よく考えてみれば、別荘など持たなくても、そのようなペンションに宿泊すれば、この夏休みにも実現することです。家族全員で連泊しても10万円で足りるでしょう。

 ところが、別荘となると、早くて10年後(?)、一生持てない可能性だって十分にあります。たとえ20年後に叶ったとしても、その時は子供たちは巣立ってしまい、一緒に行けない(行かない)かもしれません。さらに、別荘を建てるために、いろいろ無理をして家族の絆をつくる機会がたくさん損なわれてしまったら、一体何のための別荘かということになるでしょう。
 
 お金は必要なだけあればいいし、今あるお金やモノをうまく使いこなせばいい。将来への準備に必要以上に追われたり、目的もなくもっともっとと際限なく得ようとあくせくしないで、今この時をもっと楽しみ、大切にしたいなと思います。将来でなく今、豊かで幸せな生活をしたいなと思います。結局のところ今の連続が将来なのですから。
 

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コメント 4

miyu

ロハス・・・今流行ってますよね、この言葉。ロハス風のブラウスとか言われると、ナチュラルとどう違うの?って感じですが。
「幸せは感じるもの。」という人もあります。本当ですね。
by miyu (2006-03-09 08:29) 

今の連続が将来・・・本当にその通りだと思うのですが、なかなかそういう
ふうに自分は生きられていないなあと・・・。小さな幸せに気づくことは、
才能というか能力というか、ちゃんと鍛えていかないといけないものだな、と
感じています。もっと目をこらして今と向き合わなければ~と思いました。
by (2006-03-10 12:23) 

泉河潤一

>miyuさんへ
遅ればせながら、ロハスと言う言葉、藤原さんのインタビューCDで初めて知りました。グリーンコンシューマと似ているなと初めは思いました。
 興味を持ったので『日本をロハスに変える30の方法』(講談社)、『いきいきロハスライフ!LOHAS ココロとカラダと地球にやさしい生き方』(ゴマブックス)の二冊を読みました。
 『日本をロハスに変える30の方法』によれば、2005年の統計でアメリカ人の23%、日本人で29%約3割がロハス層だそうですね。
 同書によれば、LOHASな人々の特徴として次の8つをあげています。
1.LOHAS層は学歴・年収共に高め
2.上昇志向を持ちつつ、人の役に立ちたいと思う
3.自分の健康のために環境に配慮する
4.環境に良いことを行うこと=自分にとっても気持ちいいこと
5.社会的課題に対する問題意識が高い
6.情報力、購買力共に高く、消費をリードする
7.ブランドイメージやデザイン性も重視し、トレンドも押さえている
8.情報の収集は、新聞、専門家の話、そして非営利団体からの情報を重視
なのだそうです。
 ロハス層かどうかを判断する具体的な質問項目も載っていました。少し合わない項目もありましたが、私は間違いなくロハス層ですね。
by 泉河潤一 (2006-03-11 07:57) 

泉河潤一

>とどようこさんへ
「もっと目をこらして今と向き合う」のは、とっても大切だと思います。
「本当に本当に自分にとって価値あること、心地よいこと、やすらぐこと、楽しいことは何か?」という問いの答えを探すことでもありますね。
 人がどうあろうと、本当に自分にとって大切なことを大切にしていく。それが自分が一番納得でき、自分にとって確かな生き方ではないでしょうか。
 「お金が必要なだけあればいい」と決めただけで、私はぐっと楽になりました。
by 泉河潤一 (2006-03-11 08:08) 

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