親の愛情 157号 [I-3 親の構え・役割]
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2006.2.24 親の愛情ーホクロとり・歯並び矯正……157号
毎週木曜日は、妻が近隣のN市までアキコをエレクトーン教室に連れて行く日だ。帰宅が7時半を過ぎるため、実母が夕食を作ってくれる。週1回のこの時間は、実母にとっても私にとっても、二人きりで話せる貴重な時間である。
実母「アキコの小指、医者に診てもらった方がいいよ。」
私「あ、アキコの小指の爪。」
実母「最近、エレクトーンを弾く時、少し痛いと言っているれ。」
私「そうなんだ?!」
実母「そういうのは、早めにきちんと医者に診せるのが、親の努めだれ。」
こう言って実母は、自分が小さかったときのある経験を話してくれた。
実母は生まれたとき、アゴの下の辺りに小さな黒いアザ(ホクロ?)があったという。親はそれを心配して、それを小さいうちに医者に通ってとってくれたという。まだ小さいといっても肌についているものを取るのだから、当時N市まで何ヶ月も医者に通って、少しずつ取ってもらったという。
実母「親に小さいときにそうしてもらっていなければ、大人になれば小さなアザも大きくなってこんな(目の大きさぐらい)に大きくなって残っていたと思うれ。」
私「うん、うん。」
実母「遠くのN市まで何ヶ月も通って、やっぱりそれは親の愛情だ。」(しかも、実母は昭和10年生まれである。)
私「そうだね。」
というわけで、その夜、妻にアキコの小指の様子を聞いた。やっぱりうまくないようだった。そこで、土曜日に医者に連れて行くことにした。私が早く行って予約をとり、その後、妻がアキコ連れて行くことになった。
病気やケガなど、早期発見・早期治療がポイントとなる場合が多い。対応が遅れたばっかりに、大事にいたることもある。
子供の病気やケガなど、心配なことにきちんきちんと対応するのも、親の務めであり、愛情なのだと、実母の話を聞いて率直に思えた。
※ 午前中医者に行き、専門医の紹介状をもらってきた。やはり行ってよかった。
【改訂版】2006/03/11
先日、越山雅代『幸運へのダイナマイト』(PHP研究所)を読んだ。その中に、「(アメリカでは)皆とてもきれいな歯並びのよい歯です。八重歯の人などほとんどいません。アメリカ人の子供が歯並びの矯正の為に、プレース(矯正装置)というのをつけているのをよく見かけます。日本では、八重歯は可愛いなどと言われますが、アメリカでは、「可愛そうに。この人は親に小さい時に矯正をさせてもらえなかったのでしょう。」と思われてしまいます。」と書いていたのを見つけた。ホクロにしても、歯並びにしても、親の愛情次第で子供の姿は変わっていく。きちんと見てあげたいと改めて思った。
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はじめまして。
子供のいつもと違う様子に気づいてあげるのが親の務め。
そういうことを言ってくれる家族がいるって幸せですよね。
実家に帰ると、そういう子供を育てる上で大切なことを教えてくれます。
その時いつもこの人の娘でよかったと思うのでした。
by rika_morita (2006-02-25 00:52)
>wakabonさんへ
そうなんです。実母は、最も身近な育児の先輩なんですよね。それで、自分の経験からよかれと思っていろいろアドバイスしてくれるんです。幸せだと思っていますし、感謝しています。
今回も、促されて医者に行ったことがよかったです。
by 泉河潤一 (2006-02-25 19:59)