SSブログ

自信をもつ方法 153号 [O2 ミニブログ『心にしみた言葉』]

◆最新記事もいい! カテゴリーで関心のあるテーマから記事を選んで読んでもいい!

【オススメ記事】あったかい家族日記「娘に信頼されているのを確信した瞬間!」

2006.2.12 自信をもつ方法 153号


~週刊「心にしみた言葉」第8号改訂版~

 ある日、あるラビが、町の人々がもはや彼を尊敬していないことを悟った。彼はこのために自ら苦しんだが、どうしてよいかわからなかった。しかし、しばらくすると、彼はこれは町の人々が彼に対して敬意を払っていないのではなく、彼自身が自分に敬意を払っていないことに気がついた。もし自分に対して敬意を払っていない人間がいるとすれば、だれもその人に対して敬意を払わないものである。そこで彼は、自分のよい点、自分が努力している点を数え上げて自信を回復した。すると、彼の家族、隣人、生徒、そして町全体が彼に対して、より敬意を払うようになった。 ある時、このラビは天主の十戒を読んでいて、『汝盗むなかれ』という言葉に出会い、そして思いあたったことがあった。それは、他人から盗むこともよくないが、自分から盗むことも悪いということであった。(タルムードより)

 この文章は、人から尊敬されなくても、つまり人からの敬意で自分の自信のコップ(自尊感情)を満たさなくとも、自分で自分の自信のコップ(自尊感情)を満たせばよいという発想がとても新鮮だったので、今でもよく覚えています。

 人は、周囲からの賞賛や承認によって、初めて自分で自分を認めてあげられる。そんな傾向が強いと思うのです。では、それが得られなかったら……。おれはダメだと自暴自棄になる!? そうではなくて、人がやってくれなかったら、自分でやればいい! ユダヤ的な独創的な逞しさを感じます。すごいことに、その後周囲の人の尊敬が戻ったことです。

 これは落ち込んだときなどにも有効です。「あなたの最高の友人はあなた自身である。」といいます。最高の友人として、自分をほめてみませんか。やってみる価値はあります。

【改訂版】
 自信過剰も困ると思うが、「おれはダメだ!」といつも心の中で思っているのも、問題だ。適度な自信をもつことは、人から信頼されたり、仕事をやり遂げたり、物事に前向きかつ意欲的に取り組んだりするうえで、とても大切なリソースだ。

 「自分はきっとできる」「自分はいい奴だ」……自分自身に対して肯定的な評価をし、自分を受け入れ、自尊感情が高い(セルフイメージが高い)という状態は、それ自体心地よい状態であり、このような状態のときは、何事にも意欲的かつ前向きに取り組める。

 では、どうしたら自分自身に対して肯定的な評価をし、自分を受け入れ、自信をもつことができるか。あるいは、落ち込んだとき、回復するにはどうしたらよいか。

 私は、次のようにやってみた。

① 過去の自分がやり遂げた成功経験、豊かな経験、認められた経験、嬉しかった経験など、自信につながる経験を想起し、そこに浸る。
 自分の部屋には、大学時代あるサークルのCAP.として活躍している時の写真(メンバーにはとても信頼されていた)、あるセミナーで講師をしている写真(仕事がとても忙しい時期に3カ月も前から準備して成功させた)、結婚式で友人に祝福されている時の写真などが貼ってある。この写真を見て、その時のことを思い起こし、活躍していた自分を自分で肯定的に評価し、自信を取り戻す。また、家族の写真もはってあるのだが、家族旅行など楽しかった経験を思い出すのも有効だ。

② 自分を信頼してくれている人、言い換えれば肯定的に評価してくれている人を思い起こす。
 自分を自分で認めるには、根拠がある方が認めやすい。それは、周囲の人たちからの賞賛や承認の言葉であったり、感謝の言葉であったりする。
 「お父さんは、すごい。」「お父さん、大好き。」と純真に思っている我が子の存在、信頼してくれている友人や家族の存在は、やっぱり大きい。「自分は信頼されているんだ。」「自分は信頼されるに足るものをもっている人なんだ。」と思えば、いやがおうでも自信がわいてくる。

③ 自分を必要としている者の存在に思いをはせる。
 自分は必要とされている。自分は頼りにされている。経済的にも家族を支え、育児にも積極的に関わっている私は、当然のことながら家族に必要とされている。
 万が一、仕事上戦力外通告されたとしても、自分を必要としている家族がいるというのは、大きな自信となる。
 もちろん、実際上は仕事上も自分は必要とされており、必要とされている分、自分は価値ある人間だと思える。
 自分には必要とされており、実際貢献しているという思いは、間違いなく自信につながる。

④ 自分で自分の美点・長所・恵まれている点を数え上げる。これには、自分の能力(才能)や生き方などの信念・価値観(徳)、家族、友人などが含まれる。また、健康、知識・技能、財産なども含まれてよい。「靴がないとしょげていたら、道で出会った、足のない人に」という文を読んだことがある。その足のない人は、とても幸せそうだったそうだ。とらえ方次第で、いくらでも恵まれている点は見つかりそうだ。

⑤ 自分が価値有りと心の底から思える目標・夢(理想)に向かって努力している自分に思いをはせる。
 自分にはある夢(理想)がある。その夢は、自分には心底価値がありすばらしいと思えるものだ。それに向かって、カメのように地道に努力している自分に思いをはせた時、「自分ってすばらしいな。」と、心底思える。
 たとえば、あったかい家族を創ろうと思って、努力している自分はすばらしいと。

 

【関連記事】あったかい家族日記「落ち込んだ日」

←サイドバーミニブログ『今月子供に受けた本』2月号更新しました。

←サイドバーミニブログ『心にしみた言葉』第9号更新しました。

よかったらnice! ブログを書く意欲はあなたのnice!に支えられています。only nice!  commentは、気のすすむままに


nice!(4)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:育児

nice! 4

コメント 5

よん

こんにちは!コメントをありがとうございました^^
自分をほめるって、なかなかできないですよね。
たま~には、ほめてあげようと思いました♪
元気がでそうです!
by よん (2006-02-13 09:14) 

ともれいっち

仕事や子育てをしていると、自信をなくすことがおおくなりました。
一晩寝て、二晩寝て、それくらいで気持ちを持ち直したり
旦那さんに話してすっきりさせたりすることがおおかったので
参考になりましたヾ( =^ ▽ ^= )ノ 
by ともれいっち (2006-02-13 13:08) 

泉河潤一

>よしよしさんへ
人前で自分をほめることは、なかなかできないですよね。また、おそらくすべきではないのでしょう。
ただ、人知れず自分で自分をほめることは、とっても大切だと思います。
私は、毎晩寝る前に1日をふり返るのですが、がんばったところ、うまくできたところを惜しみなく自分で自分をほめていますよ。花丸を書いてあげています。
昨日で言えば、「花丸:父と子塾で~する。」「花丸:2、3年後の~のビジョン完成!」「○:サウナで疲れをとる。」……と書いています。そのたびに、心の中で、「やった!」とか「がんばった!」とか言っています。気分いいですよ。
by 泉河潤一 (2006-02-13 20:11) 

泉河潤一

>ともれいっちさんへ
人生、山あり谷ありですから、自信をなくすことは、どうしても起きますよね。寝ることも一つの有効な方法だと思います。
 方法はいろいろ知っていた方がいいですよね。参考になって何よりです。
by 泉河潤一 (2006-02-13 20:14) 

tomoo

はじめまして。 3ヶ月前の記事のようですが、ソネットブログの関連記事システムからこれを発見し、読ませていただいたところ グっとくるものがありました。なので、 初見なのに おこがましいですが、コメントとnice!を入れさせていただきました。
私は、なかなか自分を好きになれず、且つそれが心の病を生む結果となってしまった者です。 そして、現在は休養~治療~リハビリ中の身です。
この記事は非常に参考になったというか、自分が忘れていたものを思い出したというか・・。 この記事に書いてあることを時々頭に思い浮かべて、過ごしてみようと思います。
by tomoo (2006-05-22 16:42) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0