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落ち込んだ日 149号 [L 仕事]

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【オススメ記事】あったかい家族日記どうしても仕事に集中できないときは?」 

2006.1.29 落ち込んだ日 149号

 一昨日、昨日とずっと落ち込んでいた。職場で上司から注意されたことがきっかけで……。

 自分ではそんなに悪い対応とは思えないのだが、実際相手はすぐに対応してもらえて喜んで帰ったのだが……。たまたまそばにいてその対応を聞いていた上司に後でその対応時の「言葉遣い」をとがめられた。さらに上の上司に報告されたということがあった。

 イライラして、落ち込んだ。この土日には、やらねばならないたくさん仕事があるのに、これでは手が着かない! どうやって回復したものか。
 やったことをふり返ってみる。

① 夕食の家族の団らん時、妻や実母相手に顛末を話した。そして、「相手は何も問題にしていない。」し、「そこまで気をつかわなければいけないなんて、しかもいきなり上司に報告なんてうんざりだ!」と話した。
 まだまだ、すっきりしない。

② イライラしている気持ちを紙にどんどん書いていった。心がすごく乱れ、荒れているのがわかった。
 まだ、すっきりしない。

③ 悩んだとき、よく手にする本D・カーネギー『道は開ける』(How to Stop Worrying and Start Living 直訳すると悩むことを止め、生きることを始める方法)をひもといた。
 参考になることが多かった。
 その中で紹介されている「キャリアの魔術的公式」を当てはめてみた

【キャリアの魔術的公式】
 一、「起こりうる最悪の事柄は何か?」と自問する。
  → 上司をはじめ周囲からも蔑まれ、自信を失い、落ち込み、とてもつらかった経験が想起された。
        また、そうなるのではないかと恐れていたことがわかった。
    (冷静に見れば、現状は大きく違っているのに、トラウマだ! と思った。)

 二、やむを得ないのだったら、それを受け入れる用意をする。
  → あのときも、家族の支えで乗り切れたのだ。万が一そうなっても、乗り切れる!このように、腹をくくった。不思議と随分落ち着いてきた。

 三、それから静かにその最悪事態を改良していく。
  → 随分と落ち着いてきたところで、まず自分のよさ、恵まれている点、感謝すべき点を数え上げて、自分自分の自信の壺を満たすことにした

  例えば……
  ・あのつらかったときも支えてくれたあったかい家族(妻と娘)がいる。
  ・いざとなったら死ぬ気で支えてくれる母と天国で見守る父がいる。
  ・勉強好きなところ。
  ・ねばり強いところ。
  ・あったかいところ……(略)。
 
 さらに、落ち着いてきた。冷静に考えてみれば、こんなことで、こんなに落ち込むとは、やっぱりあの職場での経験はトラウマだなと思った。


④ さらに、いくつかの本をめくると、本田健さんの次の文章がふと目にとまった。

「~批判の本質は、その人の意見表明です。その人がいっていることは、単にその人が感じたことで、真実かどうかは関係ありません。 また、その人の意見は、あなたの価値とは関係ないことも知っておいてください。その意見をいうことを許してあげるくらい、人を自由にしてあげられるかどうかなのです。 ~ たとえば、「このやり方がひどい」と批判されたときは、「なるほど~、この人はそういうふうに考えるんだな。おもしろい!もしかしたら、いままでとは別のやり方があるかもしれない」と考えれば、それは批判ではなくて、自分を高める情報になります。 その人たちの批判をドンと受け止めて、「自分を育てる材料をくれているんだ、ありがとう」といえるだけの器の人間になることです。~」(「きっと、よくなる!」より引用)

 確かに正しいのだろうと思った。「○○さん、ありがとうと言えるくらい器を大きくしなけりゃ」とも。まだ、本気でこれを受け入れるまでには、回復していない。

⑤ 土曜日は、家族の日。未だ落ち込んでいて、仕事もたくさんある。しかし、どうせ仕事には身が入らないだろうし、ここで家族との約束を守ることで、自信も回復しようといいうものだ。そう思って、予定通り家族の日にした。
 午前中2時間父と子塾をし、午後そり遊びなどの雪遊びをした。そして、図書館へ行き、本を借り、書店にいって子供たちに本を買ってあげた。
 約束を守った自分、家族とかかわった父親としての自分が誇らしく、かなり回復した。
 もし落ち込みから家族の日をつぶしたら、そのことできっとまた落ち込んでいただろう。

 仕事以外に自分の価値を確認できる場があるというのは、よいことだ。たとえ仕事で失敗したとしても、全部自己否定せずに済む。自尊心を保つよりどころがあるのだ

⑥ 妻とのふれあい。支えてくれる妻がいるのは、ありがたい。

⑦ 日曜日、ふと思うところがあって、以前繰り返し読んだ、高橋佳子『新しい力』(三宝出版)を部分的に読み返した

 「私が変わります。その私が世界と新しい関係を結びます。」という宣言のもとに、四つのタイプ別に、陥りやすい欠点、克服すべき課題、そして努力の方向などを説いているのだが、思い当たることが多かった。そして、自分に必要な行を抜き書きして整理した

 ・聞く行:真摯に受け止める。
 ・同伴の行:相手と同じ目線で共に歩む。
 ・喚起の行:「さあ、頑張れ!」と自分で自分を励ます。……。

 やっぱり良い本だ。

⑧ このブログ記事を書きながら整理した今、ようやく落ち着いた感じがする。


 今思うに、あったかい家族があるというのは、すばらしいことだ。傷ついた自分を癒してくれる。無条件で受け入れられるから、安心感がある。落ち着けるし、自分の居場所があるという感じだ。
 そして、家族のために父親として期待されている役割があるというのは、すごく自尊心を維持し高めてくれる。自分は価値ある人間なのだと思えるのだ。自信を回復できるのだ

 さて、ようやく落ち着いたところで、たくさんの仕事に取りかからなくっちゃ。
 

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Shun

ファーザーさん、こんにちは。
他人との関係では、理不尽なことやら、不本意なことで落ち込むことはありますよね。お察しいたします。
でも、ファーザーさんのことが nice! と思えたのは、理性的に対処しようとしたこともさることながら、ヘコんだ時に活力を与えてくれる家族との関係を築いてきていたことです。自分なら自棄酒飲んで、独りでウジウジと時間の経過のなかで傷が癒えるの待っちゃうだろうな。もしかしたら家族にあたっちゃうかも・・・。
記事を読んで、イヤな思いをしたりすることがあっても仕事を頑張れるのは、やはり家族があればこそと思えました。
by Shun (2006-01-29 16:33) 

泉河潤一

>Shunさんへ
さっそくのコメントありがとうございます。
 家族にあたるというのは、わかりますね。あたったこともありますよ。他にあたれるところがありませんから、言い換えれば甘えさせてもらっているとも言えるかもしれません。
 今回でいえば、「仕事が思うように進まないから、悪いけど家族の日はなし。」と宣言するのが、あたることの一つの形態ですね。それをやると、自分がつらくなるんですね、後で。それが予想できたので、今回はそのまま家族の日を決行(大げさだね)したんです。そのまま家族の日をやって、よかったです。ある意味、自分を取り戻せました。
 男は仕事がすべてだ! という人がいるかもしれないけれど、そんなことはないと思うのですね。仕事上の貢献も、家族で親としての役割を果たすことも同じように尊いと思うのです。親としての役割を果たすことで、自尊心が高まり、仕事への意欲も逆に生まれると思います。
by 泉河潤一 (2006-01-29 18:03) 

blue

こんにちは!
ファーザーさんの記事を読みながら、働くお父さんと言うのはいかに大変かを考えさせられました。主人も やはり時に色々在り話してくれます。
3ヶ月ほど前ですが、主人の会社の工場見学に子供達と行きました。
働くお父さんを見せたくて。と思ったのですが、私も見て良かったと思います。
その後の話を頭で描くことが出来るから。
ファーザーさんのように、主人も家が自分をリセットできるところならいいな!
そうあれるようにしていきたいです。
やはりお父さんが働いてくれるからこそ今の生活があるのは事実ですから。
上手に上手に自分を取り戻していく姿にnice!を贈らせてください。
by blue (2006-01-29 22:23) 

ともれいっち

こんにちわ~。
働いていると、本当いろんな事で悩まされること
多いと思います。相手の受け取り方にもよるし
お互いの考え方の相違もあるし・・・・。
でも、私も家族の為にがんばろういう気持ちが
明日へつながっていくものなのかなと思っています・・。
ファーザーさんはとても素敵なお父様だし、仕事もいつも
信念をもってがんばっているように思われます。
がんばってくださいね!!ふぁいとっ!!
by ともれいっち (2006-01-30 19:15) 

泉河潤一

> blueさんへ
「お父さんが働いてくれるからこそ今の生活がある」このようにとらえてくださると、働いている父としては、とってもうれしいですね。
 逆に、父親としては、母親がしっかり育児や家事をしてくれているから、安心して働けるということも、もちろんありますね。
 「主人も家が自分をリセットできるところならいいな」という願い、是非実現してほしいですね。「主人も やはり時に色々在り話してくれます」ということからすると、既にそうなっていると思います。そんな時、いろいろアドバイスをするよりも、まず受け止めてほしいのですね。つらい気持ち、苦しい気持ち、悲しい気持ち、もちろん嬉しい気持ちも! そうしてくれることが、何よりの癒しになると思います。「あなたが○○だからじゃないの!」などと、いわれるのは、それが本当ならなおさらのこと、傷つくと思います。もしそうなら、本人が気付いていますから。 家庭は、本当にリセットする場でもありたいですよね。
by 泉河潤一 (2006-01-30 20:43) 

泉河潤一

> ともれいっちさんへ
ありがとうございます。ふぁいとっ!!で、がんばります!

 そうですね。「家族の為にがんばろういう気持ち」、私には支えてくれる家族がある あるいは 支えるべき家族がある という気持ちは、自分の大きなよりどころになりますね。
 今回の場合、私は私でもちろん言い分はあります。それはそれとして、器を大きく、がんばろうと思います。
 励ましありがとうございました。うれしかったです。
by 泉河潤一 (2006-01-30 20:49) 

武田のおじさん

ほんと、職場の人間関係で、日々ストレスを感じているおじさんといたしましては、家族がいる。自分を大好きでいてくれる妻や、子供がいる。ほんと癒されますよね~。今回の記事、参考にさせてもらいます。(^-^)
by 武田のおじさん (2006-01-31 19:41) 

泉河潤一

>武田のおじさんへ
 自分を大好きでいてくれる妻子がいるということ自体が、すばらしい恵みであっって、日々元気の元をもらえることだと思うのですね。私の場合は、娘については、よく「お父さん大好き。」と言ってくれるので、自信はあります。妻については、信頼されている自信はありますが、大好きかどうか……。
 今思い出したのですが、アメリカのある大企業では、幹部候補の面接を奥さんについてもするそうです。奥さんの善し悪し(失礼!)が、夫である当人の仕事の出来不出来に大きく影響することを知ってのことなのでしょうね。妻の支えも、とても大きいですよね。
by 泉河潤一 (2006-02-04 20:09) 

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