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次女とデート 第140号 [A2 一対一のデート]

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2006.1.1次女と一対一の時間を持つ 第140号
                      
 次女クニコ3歳である。

 今日は、午前中近所に住む本家に年始に行き、午後は初詣に行った。
 帰宅後は、書き初め。少し休んで早めの夕食となった。

 夕食後、娘二人と妻は、昨日録画していた「ドラえもん」を見始めた。

 「それでは」ということで、2階の書斎へ行き、2006年最初のブログ記事「初詣・おみくじ・書き初め」を書いた。そして、アップしようとしたところで、次女クニコがきた。

クニコ「お父さん、遊ぼう。」
私「ちょっとまっててね。すぐに終わるから。」(1、2分後)

私「よし、終わった。 何したい。」
クニコ「下(1階)に来て!」

 一緒に下の居間に行ってみると、アキコと妻は、まだ「ドラえもん」を見ていた。結構長いのだ。

 「はは~ん、さては(まだ3歳だから筋が難しくて)ドラえもんに飽きたな。」と思い、
私「一緒にお姉ちゃんの部屋で遊ぶかい?」と言ってみた。(クニコと一対一の時間を持ってみるか。)

クニコ「うん!」

私「クニコは何がしたい?」
クニコ「野球がやりたい。」

 というわけで、まずは野球を始めた。大きめの柔らかいボールをプラスチックのバットで打つというものである。

 私が打ちやすいところへ投げてあげる。
クニコは、ポーンと打ち返す。

私「すごい!ホームラン。」
クニコ「もっと投げて!」
私「それ!」といって、ボールを投げる。

 少しして投打交代。こんなことを何回か繰り返した。クニコが飽きたと思うまで。


 続けるうちに、タンスの上にゴム風船を発見!

私「クニコ、風船でバレーボールをやるか!?」
クニコ「うん、やってみる。」

 ポン、ポーンと続ける。
私「あっあぶない!」
クニコ「キャッ。」

 風船が落ちて地に着くのを直前でくい止めながら、楽しんだ。

クニコ「今度は、(ビーチボールで)サッカーしよう!」
私「うん、やろう。 それ!」とキック。

 後ろの壁をゴールにして、それにぶつかると得点なのだが、これがおもしろい!
 いつもは、お姉さんと3人で遊ぶのだが、この場合はみそっかすに近い。クニコはやる気満々でも、アキコが先回りして活躍することが、どうしても多くなるのだ。
 しかし、今回は違う。1対1。それも、いつもは強いお父さんが、クニコに何点もゴールされるのだ。

私「あーやられた~。」
クニコ「わ~、やった!」

 クニコ8点にお父さん4点という具合である。クニコの喜びようのすごいこと。わざと負けて点を入れられ、クニコの喜ぶ顔を見ることの楽しいこと、楽しいこと。
 クニコが本当に喜ぶので本当におもしろかった。

 お次は、クニコの希望でマグネットブロック。

クニコ「ねえ、このタコ作って。」(自分で作ろうとしてもうまくいかないので)
私「いいよ。 こうかい。」
クニコ「すごい。  こんどはトンボ作って。」
私「いいよ。 こうかい。」

クニコ「お父さん、すごい!」

 何てよい子なのだと思いつつ、コマを作ったり、二人でマグネットで綱引きをしたり、思い切り遊んだ。

私「何か本をよんであげおうか。」
クニコ「これ読んで。」ともってきたのは、
『いもうとのにゅういん』(福音館書店)と『ミッキーのクリスマスキャロル』(KODANSHA)
だった。
 これを読んであげたところで、
私「そろそろお母さんとお姉ちゃんのところへ行こうか。」
クニコ「うん、お父さん、また二人で遊ぼう。」

 居間に戻ると、
妻「ずいぶん、(クニコと二人で)遊んでたね。」
私「30分以上かな。」
妻「1時間だと思うよ。」

 「夢中になると、時間の密度が濃いから、30分くらいかな。」と思ったのだが、実際は1時間の遊びとなったようだ。

 
 さて、今回のクニコとの遊びー一対一の時間ーを通して、大きな発見というか収穫があった。

発見① 一対一だと、その子と本当に深いかかわりがもてるということ。

 アキコと3人だと、クニコはかげに置かれることがどうしても多くなる。野球ならアキコがより多く打つし、サッカーならより多く蹴る。できるだけ公平にとは言っても、長女のアキコが多めに活躍することに、どうしてもなってしまうものなのだ。3人で遊んでも、クニコを主役にすることは、まず無理なのだ。この場合、アキコについても同じである。アキコもクニコに配慮することになるから、比較的クニコより活躍できると言っても、やっぱり主役ではない。
 そこへいくと、一対一だと全面的に自分の希望が通る。というのは、私が一対一の時間では、「自分を相手に捧げる時間」「相手のことを優先する時間」にしているから。

 クニコは別れ際に、「うん、お父さん、また二人で遊ぼう。」と言った。

 翌朝みんなで朝食をとろうと、食卓に着くと、驚いたことに
クニコ「お父さん、昨日は二人で遊んで楽しかったね~。」
と言った。

 クニコにとってはとても満足のいったステキな時間だったようだ。

発見② 深いかかわりがもてる結果、相手はとても満足するそして大切にしてもらえたという実感をもち、信頼感がアップするということ。

発見③ その子に対する深い愛情がわくということ。

 アキコの場合は、次女はいないのだから、一対一の関係を多く持っていた。クニコが1~2歳の時、大学院に行っていたので、なおさらそうだ。(もちろん一番多い時間は夫婦とアキコの3人であるが。)
 ところが、次女ともよく遊んだが、いつも長女もいた。二人っきりで遊んだのは、短時間はあったろうが、じっくり二人っきりでかかわったことは、記憶にない。

 一方、妻は長女が小学校へ行っている間、いつもクニコと一対一の関係を過ごしたきた。長女に比べ、次女は「お父さん、お父さん。」とあまり言わなかったが、こんなところに原因があったと気づいた。(「お母さんがいい。」「お母さんがいい。」が口癖である。)残念ながら、今まで二人っきりの深いかかわりを持ってこなかったのだ。
 しかも、一対一でかかわってやれば、こんなにも喜ぶ。しかも、私自身がクニコに対してさらに愛情がわいた。やはり相手に自分を捧げるという一対一の深いかかわりの時間を持つことで、親自身もその子への愛情が深まるということが今更ながら気づいた。

 
 コヴィー氏によれば、「そうするうちに無条件の愛が育まれ、一生涯なくならないような尊敬と尊厳が生まれることになる。この特別な時間を経験することによって、子供たちは何か問題が起きてもあなたとの関係を頼りにできるという確信を得る」という。

 
 あったかい家族をつくるために、昨年は「父と子塾」を9月から始めた。

 今年は、月1回以上の1対1のデートの時間を二人の子供と持つ決心をした。今回のような1時間程度でもよい。この決心をしたことで、ステキな時間が生まれ、必ずや絆が深まるだろう。

【関連記事】あったかい家族日記 「長女とデート」

「子育て青春時代!」

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※ 翌朝、妻に「クニコとデートしたら、すごく喜んだこと。今年は月に1回は一人一人とデートしようと思う。」という旨を話してみた。

 妻によれば、「昨日私がずっとクニコとデートしている間、アキコは『お母さん、久しぶりだね。二人っきりの。』と言い、とても喜んでいた。」のだそうだ。つまり、向こうは向こうで二人っきりのデートということになっていたわけだ。

 さらに、妻によれば「3人で遊ぶと、どうしても不満が出て、(十分には)満足しない。それによくけんかになる。」のだそうだ。

 そして、娘たちとデートの時間をもつことに賛成してくれた。私がクニコとデートしている間、妻はアキコとデートし、私がアキコとデートしている間、妻はクニコとデートするという形になりそうだ。

 でも、私と妻とのデートはどうなるんだろ!?


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コメント 11

武田のおじさん

ほんと、一対一って大事ですよね。3人の時にはわからないその子の素顔がわかります。わたしも一対一、大切にしようと努力しているところです。
by 武田のおじさん (2006-01-03 22:56) 

泉河潤一

そうなんです。長女との一対一のデートは、あまり回数はないのですが、それども片手ぐらいはあって、全部覚えているんです。
 次女の場合は、長女がいますから、妻が「ちょっと子供をみていて。」といっても、長女といっしょになってしまうんですね。あるいは、小さい次女だけは、妻が連れて行くとかで、次女だけというのは、ほとんどなかったんです。
 それで、次女とデートしてみたら、思いのほか喜びますし、そんな姿を見て愛情がさらにわいた次第です。愛情というのは、一緒に関わる中で育まれていくのだと思いました。
by 泉河潤一 (2006-01-04 07:59) 

みずたま

うわー、すごくいいアイディアですね!
私も是非参考にさせていただきます。
 実は、ファーザーさんのブログを拝見していると何となくあきこちゃんがメインで登場することが多いなと感じていました。
親にとって第一子は、何事も初めてで当然といえば当然なのですが。
私は長女がママっ子で大変だったので、次女の時には何かにつけて「パパが仕事に行った後大泣きよ」とか「〜は、パパが居たらご機嫌ね」という具合になるべくパパ寄りに(笑)接してきました。
長女のことは無条件に可愛がっていた夫も、次女の時には明らかに(特に赤ちゃん時代は)関心の密度が違っていて気になっていたんです。(でも最近は夫自身も次女はパパっ子…と自ら公言し?とても可愛いい様子です。)
我が子がどちらも可愛いとはいえ、同じように関わりを持つというのはとても難しいことだと私も感じています。
月に一回の、それぞれとのデート・・・きっとすごくいい思い出ができますね!
by みずたま (2006-01-04 17:34) 

泉河潤一

>ちゅんくるさんへ
 実は、次女が生まれて半年か1年ぐらいは、妻に「長女アキコに比べて、愛情というか関心というかの度合いが違う。」と何回か(も)、言われていたんです。その都度、「そんなことないよ。両方かわいいよ。」と否定していましたが……。
 でも、実母も同じように言っていたので、無意識にそうだったらしいのです。実際、長女の出産の時は、1日に4回も病院に赤ちゃんを見に行き、その産婦人科で有名になってしまったぐらいですから。
 幸いなことに今は、言われなくなりました。今回のブログ記事に書いたように、一対一の時間を持つと、すごく愛情を感じますね。
 あと、まとめて今までのちゅんくるさんのコメントに返信したので、みてくださいね。
by 泉河潤一 (2006-01-04 17:36) 

袋田の住職

ねずみーランドやUFGなどへいくよりも、
子どもは、親と二人っきりで思う存分遊んだことが
記憶に残るのではないでしょうか?
私も、そう思って、近くの公園などで遊んであげてます。
by 袋田の住職 (2006-01-04 20:08) 

泉河潤一

>袋田の住職さんへ
ありがとうございます。
かつてねずみーランドにも行きましたが、そういっていただけると、うれしいです。
思いの外、子供が喜んでくれたので、本当によかったと思っています。
by 泉河潤一 (2006-01-04 20:39) 

kira2

はじめて読ませていただきました。
うちは年が近いので、一人ずつの時間がなかなか持てなくて、かといって二人を主人公にして遊べないのが現状です。
テーマパーク、公園など子供が遊べる環境がないのですが、親がじっくり付き合ってあげるというのが、一番子供にとっても楽しいようですね。
何度もトランプをさせられて、こっちは正直うんざりしてましたが、
子供はうれしそうでしたもの・・・
by kira2 (2006-01-05 17:31) 

泉河潤一

「一人ずつの時間がなかなか持てなくて、かといって二人を主人公にして遊べない」というは、よく分かりますね。
私もうんざりするほど(でも、楽しかったですけれど)、トランプをしましたね。2日の日は、我が家で家族5人でババ抜きや七並べなどを、3日は妻の実家で同じくババ抜きや七並べなどを。
 子供はとても喜んでいたので、本当によかったです。
by 泉河潤一 (2006-01-05 21:34) 

コメントをありがとうございました!
私はちょうど2人めが産まれたところで、このテーマをタイムリーに感じて
います。 とはいえ、2歳と2ヶ月・・・なかなか実行できていません。
せめて(2ヶ月)が寝ている間には、上の子としっかり対決しよう!と改めて
思いました。
また今年も勉強させていただきます(涙)。 どうぞよろしくお願いいたします!
by (2006-01-06 18:29) 

miyu

本当は、二人目の子との時間をきちんと持つって、意外と意識しないと薄くなりがちなので、そこにナイスしようと思ってました。
・・・が、終わり際「私と妻のデートはどうなるんだろ!?」に、思いっきりウケて
ナイス!ですっ。
ほんと、ほんと。もう子育てって、すごくやりがいもあるし楽しい。
でも、夫婦の手入れも大事ですよね~。忘れようとしてました。(笑)
by miyu (2006-01-06 22:16) 

泉河潤一

>とどようこさんへ
ご出産おめでとうございます。ブログ再開待ってました。私も、とどようこさんのブログの愛読者なので、また定期的に訪問しますね。
 母親はどうしてもより小さい子に目がいきがちです。(自分の妻を見ると)母親がより必要とされているのは、小さい子の方なので当然といえば当然です。しかし、上の子はそこが納得がいかないようです。頭ではわかっていても、いままで私の方ばかりよく見てくれたのにどうして……。となりがちなようです。そこで、上のこと、下の子が寝ている間などにしっかりかかわってやれば、その不満が解消され、安定すると思いますよ。

>miyuさんへ
 コメント&ナイス!ありがとうございます。
 miyuさんは、いつも良く読んでくださって、気持ちのよいコメントをくださるので、うれしいです。最後の一行は、思いつきで書いたのですが、本音でもあります。(サイドバーミニブログ「今月子供に受けた本『落語絵本』の影響もあったかもしれませんが……)
 息子や娘がプリンス、プリンセスなら、夫はキング!?として、大切にして欲しいと思っています。
 もちろん、私も、妻はもっとも大切なパートナーとして大切にします。
by 泉河潤一 (2006-01-06 22:42) 

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