迷惑メール対策 129

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2005.12.10　迷惑メール対策 129、振り込め詐欺・姉歯設計マンション……

　先週の土・日にかねてから約束していたＡ友人が、一家をあげて遊びに来た。

　Ａさんは、ジャストシステム（株）にアドバイスを求められるほどの情報教育通なのだが、最近毎日来る迷惑メールーお金になるから金持ち貴婦人の欲望を満たさないかという類のものーをブロックする方法を教わった。
　いくつかのキーワードを設定して、そのキーワードを本文中に含むメールは自動的にごみ箱に行くように設定してもらったし、そのやり方も教わった。

　よく見ると、その類のメールにも、「＜今後、受信を拒否する場合は＞（ここをクリック）」とも書いてあった。

　友人によれば、今はロボットがすぐれていて、ＨＰ上にある＠以下の情報だけを拾ってこれるそうだ。（そういえば、メールアドレスをかつてＨＰ上に載せていた。）そして、拾った情報をもとにメールを送るそうだ。
　そして、先の「配信を止めて欲しい」などとメールを送ると、これは今も使われているメールアドレスだということでリストアップされ、名簿として売られたりするそうである。

　「う～ん、怒りを通り越して恐ろしい、知らないということは……。」

　思い起こせば、昨年、間一髪で振り込め詐欺から免れたことがある。
　いつか余裕があったら記事にしようと思うが、「あれだけ騒がれているのにどうして詐欺に引っかかるかわからない。」と言っていた母ですら、信じてしまった。
　「～本社の上司に確認してから、改めてそちらへ連絡します。そちらの電話番号を教えてください。～」と母が言ったとたん、電話が切れ、そこで初めて振り込め詐欺だと気づいたという。母が信じたくらいだから、だれか引っかかるのでは……と思っていたら、案の定2日後の新聞に「1400万円振り込んだ」という記事が載っていた。手口は母の場合と全く同じだった。
　信じがたいことに、同じ手口による被害が翌日も発生し、報じられていた。今度は500万円。昨日の新聞を読んでいなかったのだろうか。加害者がもちろん一番悪いのだが、不勉強ではいけない！

　相手は確信犯。「何て奴らだ！」と怒ってもはじまらない。防御するしかない。

　今の世の中、だまされない力をもつことは、子どもから大人まで必要だ。しかも、その力（知識）は、新種のウイルスが作られることに対応してウイルス対策ソフトの更新が必要なように、絶えず更新が必要だ。もうある程度勉強したから（もういい）～ではいけないのだ。

　かくいう私も、友人から教えられるまで先のメールのことは知らなかった。
　姉歯設計士による欠陥マンションの購入など、いくら勉強していても限界があるのも、事実である。

　当面の対策として審査や取り締まりのシステムを再構築することももちろん必要だ。経済をよくすることも大切だ。（景気がよくないと犯罪が増えるという。）

　そのうえで、地道だが、悪いことから身を守る家庭教育はもちろん、悪いことをしないという人の道を教える家庭教育をしっかりすることが遅いようで早道ではないだろうか。

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コメント 3

私のBlogにきていただいてありがとうございました。
子どもの安全もですが、自分の安全を確保するのが難しいころごろです。
メールのお話は、以前ラジオで私も聞いたことがあります。
本当に知らないと何が起こるか分からないですね。
情報だけが頼みのです。
by imari♪ (2005-12-11 22:50) 

なるほど。世の中が複雑になってきて、何が本当なんだか、
判別するのが難しい時代になってきましたね。
専業主婦になって、気がついたこと。
それは知らないとだまされたり、損することがいっぱいあるってこと。
自分から勉強する、人の話を聞くことの大切さをすごく感じました。
by miyu (2005-12-12 23:01) 

＞伊万里さんへ
　家族を守るのが父親の大きな役割の一つです。安全、健康、財産……守るものは、たくさんあります。この自覚をもとに、やれるだけのことをやるしかないですよね。その際、新聞・雑誌ばかりでなく、友達というもの大きいですよね。
　自分ですべてやるというのは無理だと思うので、他の人の力を借りることも大切だと思っています。

＞miyuさんへ
　そうなんです。自分から勉強する、人の話を聞くことがとっても大切だと思うのです。家族を守るとか、～するという目的意識を持っていると、その情報もひっかかりやすいようですね。
by 泉河潤一 (2005-12-17 18:24)