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★お父さんへ「ありがとう」のお手紙 第94号 [G 金銭教育]

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2005.9.26 お父さんへ「ありがとう」のお手紙 第94号

 9月22日(木)帰宅すると、妻が
「はい、これ。アキコが自分で書いたの。」
とプリントを渡してくれた。

 見てみると、アキコの国語学習プリント(七田教育研究所のもの)である。

 2問目に「おかあさんか おとうさんへ『ありがとう』のおてがみをかきましょう。」と書いてあって、アキコの字で作文が書いてある。


 おとうさんへ
 おとうさん いつもおしごと ありがとう。
 おかげで アキコたちは、ごはんをたべられ
 るし、ほんもかってもらえます。
 アキコより

 わずか5行の作文である。(もともと書くスペースも5行しかない。)

 親ばかかもしれないが、私はすばらしい作文だと思っている。何よりうれしい内容だと思っている。何故か?

 お父さんである私に、まず「ありがとう」と感謝すること自体うれしいことだ。

 そして何よりも、その感謝する内容が、私が最も時間と労力をかけたものに対してだからだ。

 アキコにやってあげたことは、山ほどある。
 毎日のように絵本を読んであげたこと。一緒に遊んだこと。勉強を見てあげたこと。運動会、発表会などの行事で応援したこと。一緒に旅行したこと。誕生日を祝ったこと。一緒にかけっこの練習をしたこと。お風呂に入れたこと……きりがない。

 「いつも遊んでくれたり、勉強を見てくれてありがとう。」
 「旅行へ連れて行ってくれたり、レストランへ連れて行ってくれてありがとう。」
 「誕生日を祝ってくれたり、○を買ってくれてありがとう。」
 

 このように、書いてくれても、もちろんうれしい。

 しかし、最も時間と労力をかけてきたことは、家族の経済を支えるために、働いてきたことだ。いやなことがあっても、体がだるくても、病気や事故でもない限り、毎日ずっと働いてきたことだ。このことに感謝してくれるのが、何より最もうれしい。

 これには、妻の対応の仕方が大きく影響していると思っている。

 妻は、専業主婦だが、折にふれて「お父さんが働いて、お金をもらってくるからご飯を食べられるんだよ。」と言い聞かせていた。服やくつ、プレゼントなどを買うときも、「お父さんが働いて、お金をもらってくるから買えるんだよ。」と言い聞かせていた。
 それから時折というかよく妻が言う言葉に「お父さんがいいっていったらね。(そしたら買ってあげる。)」である。

 財布は妻に任せてあるので(株式投資以外)、生活必需品を買う場合からレストランの支払いまで、いつもお母さんが払っているように、子どもには見えるはずだ。説明しなければ、お母さんが払っているお金はお父さんが働いて得たお金だということが、子どもにはわからない。妻の対応の仕方が大きく影響しているとは、そういうことである。

 こんな妻の対応に感謝している。子供たちは、「お父さんのおかげだ。お父さんありがとう。お父さんは偉いんだ。」となっているから。親に感謝したり、尊敬したりする子になっているから。

 アメリカに約20年おられた時事評論家の増田俊男さんは、時事直言http://www.chokugen.com/opinion/opi-index.htmの中で「アメリカの子どもに尊敬する人は誰かと聞くと、お父さんやお母さんが第一にくるのがほとんどである。」と書いておられた。(その著作の中だったかもしれない。)アメリカの子どもは、どうして自分たちが生活できているかを小さいときからよく教えられているからだという。また、親を尊敬しない国は、親を尊敬する国に支配されるとも……。

 親への感謝や尊敬の気持ちを育てたいものだ。それには、この点についてはアメリカ流に(アメリカは余り好きな国ではないが)小さいときからよく言い聞かせることがとても大切だと思う。そして、それには妻の対応の仕方が決め手になると思う。

家族専科http://www016.upp.so-net.ne.jp/kazoku/

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※ 現代は共働きの夫婦の方が多いのだろう。だったら、「お父さんとお母さんが働いているからご飯を食べられるんだよ」となるだろう。
 また同様に、妻に対しても日々の家事に対して感謝の気持ちをもって接することが大事である。この点については別に機会に書こうと思う。

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コメント 8

これから本当の育児が始まる私にとってすごく勉強になりました。
私も進化だけではなく、育児そのものに対しての気持ち、心構えを考えていきたいな・・・と思いました。母として子供に対する対応は影響力が大きいですよね。勉強になりました。ハイ。
by (2005-09-26 23:31) 

gogoalisa

あるとき上の娘が「おじいちゃんて、優しいよね。お金をくれるから。」
と言い、すごくどっきりしたことがあります。「お金をくれなかったらどうなの?」と尋ねてみると、「おこらないし、言うことを聞いてくれるから好きだよ」という返事。
「そんな風に優しくしてくれるのは、自分たちを愛しているから。その愛情につけ込んで、利用するようなことはしてはいけないよ。」という感じの話を、その時は娘たちにしましたが、その後悩んでしまいました。
私自身が、両親を大切に思い、、感謝しながら接していく姿を見せてやらなければいけませんね。
by gogoalisa (2005-09-27 09:15) 

綺華

奥様の姿勢は正しいと思います。
私も子供が中学に上がるまでは、その姿勢を貫きました。
なので我が家で一番偉いのは父親ですし、最近は子供が大人になってきて
駄々をこねる父親を見てあきれることもありますが、最後は
父親の意見を通したり、一応立てているみたいです(爆)
思春期になって、いろんな大人の汚い姿を見ても、それまで培ってきた
基本的に大人を信頼する気持ちは揺るがないようですね。
だからこそ、息子達が頼りになってきたと感じます。

親を敬う事を知っている子供は、大人をバカにしないし素直だと感じます。
その辺は私の自慢でもあります(*^^)v
by 綺華 (2005-09-27 11:33) 

ともれいっち

感動ですね~。
ともれいも、よく「お父さんが働いてくれるから・・」と
言ってますが、子供が大きくなるとこういった作文や
気持ちが返ってくるようになるですね。
ファーザーさんが仕事しているにもかかわらず
子供にいろいろとややってあげている姿、素晴らしいですね。
うちもがんがって、本読んだり、ドリルを一緒にやったりと
がんばっていきますね!!
by ともれいっち (2005-09-27 14:29) 

d-cut

私も8月にパパになりわが息子に尊敬される父親になりたいと思いました。ありがとうってことば絶大なパワーを秘めた言葉だと思います。私もありがとうといわれるだけでなく感謝の気持ちをこめてまずは妻にありがとうという言葉をかけてあげたいと思います
by d-cut (2005-09-27 15:07) 

遊びに来てくれてありがとうございます!

お子様からのお手紙うれしいですね!
我が子は、今1歳4ヶ月で少しづつ色んな事を理解し始めてきた時期です。
夫婦がお互いに思いやりを持って仲良くしている姿を子供に見せ、又愛情の中で子供を育てる事で自然と感謝の気持ちを表現できる子供に育っていくのでしょうね。
by (2005-09-27 21:39) 

感動しました。
なんだか心が表れるようです。
私もファーザーさんと奥様のような教え方を勉強させてもらいます!
by (2005-09-27 23:48) 

look-for_my-dream

感動ですね~!!
私も二十歳を迎えましたが、両親が大好きです、いえ、もっと率直に言うと愛しています。尊敬の念は年齢を重ねるごとに増しています。子どもは親がどんな気持ちで自分に接しているか、ちゃんと解っているのだと思います。ファーザーさんご夫妻の子育てはとても素晴らしいと思います。
私も両親に素直に「ありがとう。」って言ってみようかな…。
by look-for_my-dream (2005-10-04 18:25) 

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