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夫婦協力して子供を叱る 第39号 [J3 叱る・不満を伝える]

2005.7.1(金)夫婦協力して子供を叱る 第39号

・寝る直前、場所は1回の居間。次女クニコは妻に虫さされでふくれた足に、妻から薬を塗ってもらっていた。長女アキコは、すぐ近くで私と一緒にパルキッズのDVDを横になって見ていた。事件は、そんな時に起きた。

・アキコが何気なく動かした足が、クニコの目の近くに当たってしまい、クニコが泣き出したのだ。それを見ていた母である妻が、「アキコ、あぶないよ。目に入るところだったよ。」と注意した。しかし、アキコは反応がない。妻が「クニコに謝らないといけないよ。」と言うのだが、アキコの反応がない。重ねて妻が「自分は、謝らないと『クニコなんか絶対に許さない。』とよく言うのに、自分は謝らないの。」と言うのだが、まだアキコは黙っている。

・妻はクニコの薬を塗り終わると、それならということで、「アキコには、お母さん薬は塗ってやらない。(アキコも医者から塗り薬をもらっている)さようなら。」と宣言し、2階へ行こうとした。そしたら、アキコが泣き出した。

・薬も塗ってないし、コミュニケーションが完了しないまま嫌な気持ちで(妻もアキコもクニコも)寝かせるわけにはいかないと思い、調停に乗り出すことにした。

・「アキコ、どうしたの。ぶつかったのに気付かなかったの。」 
「わざとじゃなければ、謝らなくともいいと思ってるの。」などと聞いていったのだが、泣いてばかりでなかなか話が進まない。うなずきのしぐさで、ようやくわざとじゃないけど、ぶつけてしまったことをよくないことだと思っているのが、わかった。

・「だったら、どうしたらいいの?」と聞くのだが、泣いてばかりで話が進まない。とうとう妻とクニコは、「遅いから寝る。」と言って、2階へ行ってしまった。

・私とアキコも2階の和室(ここで家族4人で寝ている)へ行った。そして、続きである。

「アキコは、クニコに『謝らなきゃ絶対許さない』とよく言っていたけど、だったらアキコも謝らなきゃだめでしょう。」
「泣いてばかりじゃ、わかんないよ。」
「どうして泣いてばかりいるの。」
というと、お母さんに叱られたのが悲しいという。もしかしたらアキコは、「自分が悪くないのに無理矢理謝らせられるのが嫌だ、悲しい。」と思っているのかなと、私は思ったりもしたのだが、アキコはお母さんに叱られたのが悲しいのだった。

・そこで、「お母さんに叱られて悲しかったんだね。その気持ち分かるよ。」と言った。ほどなくして、「ごめんね。」と寝てしまっているクニコに謝った。「寝ているけど、大丈夫伝わるよ。もう一度言ってごらん。」と、言うと、今度ははっきりと「ごめんね。」と言った。

・そして、妻もアキコを抱き上げ、「友達がぶつかったりしたらわざとじゃなくても『ごめんね。』と謝るんだよ。」と言い、「どれどれ薬をつけてあげるからこっちへ来なさい。」と言って、薬を付けてあげていた。ようやく家族4人気持ちよく寝られた。

・私の職場の学校では、よく似たような場面に遭遇する。「わざとじゃないもん。」と言って謝れないのだ。もちろん、同じような対応となる。家庭でこのような積み上げがあり、家庭外でも謝れる子に育っていくのかなとふと思った。

→家族専科の「育児のビジョンをつくる」http://www016.upp.so-net.ne.jp/kazoku/kazokua3.ht
家族専科http://www016.upp.so-net.ne.jp/kazoku/

2005.6.30(木)夫婦共通のビジョンで子供を叱る
・今日は、エレクトーンを習いに行く日。夜8時近くに妻と娘が帰ってきた。長女は帰りの車中で眠り始めたそうで、夕食も食べず、そのまましばらく家で寝ていた。次女クニコは、元気で食卓に着いた。

・そこで、次女クニコに「箸置きを置いて、はしを並べてくれ。」と頼んだ。アキコがやらないでいると、よくクニコがやるのだが、今日はなかなかやってくれない。二度、三度くり返すと、「自分でやればいいじゃん。」ときた。

・「だったら、クニコ一人でトイレにいってね。(さっき私がトイレについて行ったばかり)。」と、私は言った。そして、「一人でごはんもってね。」とも言った。
・クニコの好きなサーモンのさしみだったのだが、「醤油とって。」とクニコが言っても、「自分でとってかけてね。」と妻(妻も食卓で一部始終を見ていた。)。クニコは、しぶしぶ自分で醤油をかけ、「お母さんも自分でとってかけてね。」などと、言っていたが、とうとうまいって隣の部屋のカーテンの所へ行った。(怒ったり、悲しかったりするとよく行く所)すると、私は、隣の部屋との仕切り戸を閉めた。(泣いてもだめだよというサイン)

・少しして、「お父さんごめんなさい。」と白旗があがった。すると、妻が行き、「もっと、大きな声でお父さんの所へ行って。」と言った。結局、「結局お父さんごめんなさい。」と私の近くでもう一度言い、無事(?)食卓に着いた。私はクニコの顔を見ながら、「家族はみんなで協力し合うんだよ。」と静かに言った。

・私たち夫婦は、家族憲法を創っている。去年の夏休みに、4年ぶりに改訂した。その中に「めざす子供」というのがあり、8番目の育てたい大切な力として「力を合わせる力」というのがある。今回の場合、1番目の「思いやりのある子」、4番目「躾の身に付いた子」というのも関係があると思う。育てたい子供のビジョンが共通であったので、黙っていてもすぐに連携がとれたのだと思う。

→家族専科の「育児のビジョンをつくる」http://www016.upp.so-net.ne.jp/kazoku/kazokua3.ht

 めざす子供に育てるために、叱るべきときにしっかり叱ることは、とても大切だと思う。
家族専科
http://www016.upp.so-net.ne.jp/kazoku/


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